神様、一日だけ私の願いを叶えて下さい

第5話

マロンが天国へ行ってから10年後・・・。

「おめでとうございます可愛い女の子ですよ」

「真結頑張ったわね。あら本当に可愛いわ」

「お母さんついててくれてありがとう。お母さんのおかげで心強かったよ」

「ふふっこれで真結もママになったわね。さぁ赤ちゃん抱いてあげなさい」

「うん」

そして真結は今産んだばかりの我が子を抱いてその子の顔を見た

「マロン？」

「え？マロンがどうかしたの？真結」

「うん。この子の顔を見た瞬間マロンが見えたの・・・。この子マロンの生まれ変わりな気がして・・・」

「ふふっじゃあおかえりなさいって言うべきかしらね」

「うん。おかえりなさいマロン。そして私の娘として産まれてきてくれてありがとう。また家族になれて嬉しいわ。優亜（ゆあ）一緒に幸せになろうね」

「優亜おばあちゃんですよ～もう可愛くて食べちゃいたいくらい」

「優亜おじいちゃんだぞ～いっぱい遊ぼうな」

「真結、お父さんお母さん遅くなってすみません・・・」

「いいのよお仕事だったんだから駆けつけてくれただけでも嬉しいわ」

「ありがとうございますお母さん。

この子が俺達の子か・・・可愛い。真結俺達の子を産んでくれてありがとう」

「うん。樹（いつき）泣かないでよ。ほら優亜を抱いてあげて」

「優亜パパだよ～大好きだーーー」

「樹叫ばないの。ここ病院だよ」

「ごめん。それにしても優亜は可愛すぎて将来が不安だ・・・」

「ふふっもう親バカ発揮してる。将来優亜にウザがられないように頑張ってねパパ♪」

「酷いなぁ真結は・・・。でも、うん・・・頑張るよ・・・」