第22話 つよつよアリス

「成長期のアリスたちには、お茶しにサ○ゼは間違っちゃったね」

「そうだな。ピザ食べ過ぎて腹が……」

「アリスも野菜しか食べた記憶ないのに──」

「嘘着くなアリス。ペペロンチーノの2皿食べてただろ。」

「んー?そうだったかな。」

「レシート見るか?」

「遠慮しとく」


 ほんの数分で、駅に着いたので見送ろうと思ったが、アリスが「今日はすーくんのお家に泊まる予定なんだけど」と言ってきた。

 お断りしようとしたが、荷物がもう届けられてるという、よくわからない状況下におかれていたためしょうがなく今日だけは泊めると話を付けた。


「そういえば、ウチ女子がアリス含めると5人になるんだけど…」

「え…。まさかハーレムつくってるの!?」

「ちげーし」

「へ~~~~」


 アリスが不気味な笑みを浮かべている。



 ►►►



 家の前に車が止まってるのが気になったがなんとなく理解できたので家のドアをあける。

 中に入ると見たことのない男女が増えた。

 というと、黒ずくめの男性がいて、ロングの金髪の激かわの女子のいた。

 アリスに話を聞くと、男性はアリスのボディーガード。金髪激かわ女の子はアリスの家にホームステイをしている子らしい。


「で、なんで。」

「なにが?」

「ホームステイの子が家にくる必要ってあるの?」

「ええ、私の将来のお婿さんの顔を覚えてほしくてね」

「お婿さんになるかは知らんが…………はぁ~。もういいや、一番奥の部屋使ってくれ。」

「今お婿さんになること否定しなかった。」

「別に誰と結婚するかなんてわからないだろ。」

「そうだね………奥の部屋。わかった」

「布団は持っていくから」


 すると、ボディーガードの男性が「私は外の車で待機するので大丈夫です。」と言ったので2つ用意する。


 僕は布団を出すために2階に向かう。すると、金髪激かわちゃんが「手伝いましょうか?」と聞いてきた。

 日本語ペラペラなのかと感心ながら、


「大丈夫だよ!ありがと」


 金髪激かわちゃんは「いえいえ」と言いながらにっこり笑った。

 天使だ。

 って普通は、うちのシスターズが手伝いにくるところだろがい。


 不満を誰もいないところにぶつけつつも布団を運び1階に着くと、なんだかんだかいつもよりも豪華な夕食が置かれていた。


「にぃ、アリスさんから松阪牛いっぱい頂いたから焼き肉ね。」

「アリスありがと。」

「いいや、泊まらせてもらうんだし。」

「つよつよアリスたちは1週間泊まってもらっても大丈夫です。」

「ほんと?」


 あ…調子ノリすぎた。

 アリスがニコニコしているな。


「調子にのったすまん」

「男は二言はないらしいんだけど…」

「ウッ………」


 父さんに言われたことがあったな、「男が二言した瞬間に男ではなくなるからな」と今思えばよくわからんが。

 まぁいいか、松阪牛食べれるんだか1週間くらい家に泊まられたって。


 その後、美味しく松阪牛を頂きました。

 焼き肉最高だと感じたので、牛○城に行きたいと思いました。


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