第12話 瑠璃さんとお昼
瑠璃さんとのお昼だ。
「水くんって弁当?」
「うん、今日は弁当。たまに学食だよ」
「私もたまに学食!朝、寝坊しちゃたりするから…」
「え!瑠璃さんって寝坊したりするの!?」
「水くん!私のことなんだと思ってるの?」
「完璧で美人で凄い同級生」
「!!(美人??)…………ありがとう…。」
照れた様子の瑠璃さんはとても可愛い。
弁当箱を開ける。
「水くんの弁当って色鮮やかなんだね!」
「これ、太陽が作ってくれたんだよ!」
「太陽さん……?あ!妹さん?」
「そうそう!」
「しっかりした妹さんだね」
「うん?うん。まぁね?」
──太陽?しっかり?フタ・ミツの方が……
※
その頃の太陽は家の掃除中。
「くしゅん!………へ?なんだとぉ?」
※
ゾワーと体が震えた。
──太陽の声が聞こえたような気が…
「あっ!」と瑠璃さんが目の前の木に指をさす。そして、その指の方向を見ると──
「どうたんだ?イチ?」
「へぇ!?」
イチが木の後ろから顔を半分程だしていた。
「あと、もう1人いますよね?」
──え?もう人?………って。
「西嶌。どうしたん?」
「降参。降参。まぁ俺たち高1」
「「「…………」」」
「おいっ!椎名つっこめよ!」
「あ?僕だけ?理不尽じゃないか?」
「椎名!お前って奴は!この美女たちにそんなこと言えるわけねぇーだろ!」
「西嶌。なんかありがと。」とイチが言った。
「どういたしまして。」と西嶌が言うと、スタスタと校舎に戻ろうとした。
「まてぇーい!」
「ん?おおきに、椎名」
「あぁ?おおきに?」
すると、瑠璃さんが肩を軽く叩き「水くん違ってないですか?(笑)」
「………?あははは!それなー!…じゃなくて、西嶌っまて」
「………」と2人とも小走りで逃げてしまった。
「ふふふ。水くんっておバカさんですね」と瑠璃さんだから心に刺さり響くフレーズが飛んできた。
「ぐうう」と僕のお腹が音をたてた。
「そうですよね。食べましょう。」
そして、2人で昼を過ごした。
※
教室に戻るとすぐに西嶌が僕に「どうだった?」ときてきたので。
無視。
──…ッ。こっちは瑠璃さんの甘々なボイスで『おバカ』って言われたんだぞ。ハズイハズイハズイハズイハズイハズイ。
なので、構わずに自分の席に座る。
ずっと西嶌が話しかけてくる。
──シツコイネ、ニシジマ。
トントンと肩が誰かに叩かれた。
西嶌かと思ったが、西嶌は首を横にふる。
──イチか……。
「どうかしたか。イチ。」
少し強めに言った。
だが、イチではなく──
「すみません。笹木先輩じゃなくて。」
「ふぇっ!?………えっと……謝らなくていいよ……(名前なんだっけ……)あっ!……君?」
「聞こえてますよ、名前忘れたんですね。…ハァ~。」
凄く大きく失望したようなため息だった。
「すまん…。」
「…別にいいですよ。久しぶりですから。」
「あぁ。」
「……」
「で、なんの用事だ?」
「………」
無言でツインテールの後輩が睨んでくる。
「ど、どうした?」
「名前。」
「え?」
「名前聞かないんですか!!」
「え、あ。そうか。すまん。で、名前を教えて…………ください。」
「はい。
──あーーーーー!!!!思いだしたぁーーーーーーーーーーーー!!!霞だぁ~~~!
ゴホン。
「今日、椎名先輩を伺った理由は──」
────────────────────
あとがき失礼します。
作者です。
え~と!精霊○想記のゲームで話してた方、読んでますか?『タク』でーす!
はい。
で、このドロドログチャグチャハーレムストーリーを読んでくださっている方々へ。
作者が、文のかき方がちょこちょこ変えてしまってすみません。これからは、なにもなかったらこのかき方でやらせてもらいます!
はい!謝辞!
本当に読んでくださりありがとうございます!
毎回、ランキング上がってるので、作者もそれと同時にテンションが上がります!
このようにテンションが上がるのは読者の方々のおかげです!
本当にありがとうございます。
のみ、作者でした。
誤字脱字ありましたら報告ください!
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