第7話

私なんで忘れていたんだろう。


私をたくさん愛してくれたお母さんお父さんのことを・・・。



「ううっお母さんお父さん・・・私死ねない・・・もう死にたいなんて言わないから!」


「よかった・・・華井さん、これからいっぱい幸せにならなくちゃ。いじめになんて負けちゃ駄目だよ」


「うん。もう負けないよ。ところであなたは誰?」


「私は隣のクラスの岡部楓花。よろしくね華井さん」


「岡部さんは何で私の名前知ってるの?」


「華井さんって可愛いくて有名なのよ。知らなかった?」


「私が可愛いって本当に?」


「うん。笑ったらもっと可愛いから。でも華井さんがいじめられてたなんて・・・いつからなの?」


「5年の時から・・・突然始まったの」


「そうなんだ・・・つらかったね華井さん」


「うんつらかった・・・。ねぇ楓花ちゃんって呼んでいいかな?」


「うんいいよ。私も歌織ちゃんって呼んでいい?」


「うん」


「これからよろしくね歌織ちゃん」


「こちらこそよろしくね楓花ちゃん」



それから私達は友だちになった。


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