第4話 アリシア=ハンバード④

「おい着いたぞ」


 弾かれるように顔を上げ、右に左にと首を回した。すでに町中に入っており、へトラの馬舎の前だった。


「ああ、ごめん」


 馬から降りてから頬を二度叩いた。まだ頭はボーッとするが、少しでも眠気が薄まればそれでよかった。


 最後にアルの首を何度か撫でてから馬舎に預けた。つぶらな瞳で見つめられ、本当にここに預けたままでいいのかと考えてしまう。


「おいおい、宿にまで馬持ってくつもりじゃないだろうな?」


 急に尻を叩かれた。クラリッサは「相変わらずいい尻してんな」と言いながら馬舎から出ていった。


 彼女の背中を追いかけて馬舎をあとにした。まずは宿屋を探さなければいけない。


「まだ昼前だな。とりあえず飯でも食うか」

「今どれくらいの時間?」


 クラリッサは腕時計の蓋を開け、腕を太陽の方角に向けた。


「一時ってとこだな」

「五時間でここまで?」

「アイツ、思ったよりも素直だったぞ」


 クラリッサになつき始めていることに少しだけ嫉妬した。が、これから先クラリッサが騎乗することもあるだろう。そう考えればいいことなのだが、納得するにはまだ時間がかかりそうだ。


「その前にまず宿屋を探そう。荷物おろしたいし」

「じゃああそこでいいだろ。レストランも中にあるらしいし」


 クラリッサが指差した宿を見ると、庶民が泊まれないような大きな高級宿だった。


「ここに泊まるわけ?」

「なんのためにアタシが金出したと思ってるんだ。良いベッドで寝たいからだぞ。良い飯も食いたいしな。だからアタシの金を使っても構わん」

「そりゃ私だっていい宿には泊まりたいけどさ」

「じゃあ迷うな。行くぞ」


 躊躇することなく宿屋に入り、そのままクラリッサがチェックインまで済ませてしまった。しかし一番いい部屋ではなく、一つ下のダブルベッドの部屋をとっていた。


 荷物を置いて、小さなバッグを肩に掛けて部屋を出た。少し遅めの昼食をとるために一階のレストランにやってきた。宿の大きさもそうだが、エントランスもレストランもきらびやかで豪勢である。ところどころに金色が散りばめられ、高そうな絵画が壁にかかり、また高そうな壺なども置かれていた。


 ウエイターもウエイトレスも背筋が伸び、ホール中をキビキビと動き周っていた。客が来ればキチンと頭を下げて笑みを浮かべる。このレストランが繁盛しているのも頷けた。


「高そうだけど大丈夫かな」

「心配するなって。金ならある」

「クソ野郎のセリフじゃん」

「クソ野郎っていうかクズだな」


 案内されるままに席に座り、手早く食事を頼んでから水を飲んだ。心なしか美味しく感じるのはこのレストランの雰囲気のせいだと思うことにした。


「到着、予想より早かったなあ」

「私が速く走らせたんだぞ。五時間も寝やがって」

「仕方ないでしょ。討伐隊が終わってすぐに王都に帰還。それから式典で、飲み明かして、次の日には早起きだったんだから。まったく休んだ気がしない」

「後半部分はお前が悪くない?」

「それに関してはなにも言えない」

「でもこれからどうすんだ? 今から宿取り消して一気にパラハに向かうっていう究極の選択肢もあるが」

「なんで始まって早々に究極の選択肢を迫られなきゃならないの。それにそんなことしたらアルが可哀想だって。軍馬でも荷馬でもないし長距離移動の訓練だって受けてない。こうやって人を乗せて走るのだって、たぶん数えるほどしかしてないはずだし」

「じゃあこれから飯食って部屋に籠もって一日過ごすのか?」

「んなことするわけないでしょ。話を訊きたい人がいるの」

「ここに? だからへトラに来たかったのか」

「そういうこと。話すの忘れてた」

「それは忘れちゃいかんだろ」

「まあいろいろあったから」

「誰になに訊くんだ? 魔王のこととか言い出すんじゃないだろうな」

「よくわかったじゃん」


 クラリッサは「はー」と大きくのけぞった。


「こんなところで魔王の話なんて聞けるわけないだろ」

「そうでもないんだよね」


 散策用の小さなバッグから一枚の紙を取り出した。


「魔王の似顔絵? これって指名手配用のやつだよな?」

「何回か描き直してはいるけどこれが一番古いやつ。たぶん人間だったころの魔王に一番近いだろうなと思って持ってきた」

「無断でかよ」

「写しだから大丈夫。原本は軍務庁にちゃんと保管されてるから」

「それなら納得。お前が無断で持ち出すってのも考えられんしな」

「アンタと違って清く正しくが私のモットーだからね」

「はいはい」と言いたげにクラリッサが手を振った。

「確か魔王はいきなり変身して住んでた町をふっとばしたんだよな。町の住人はほとんど生きてたから魔王の情報はいくつもあったって聞いてる」

「本名オメガ=リンダール。まあ魔王になってからもオメガを名乗っていたからこの情報は問題ない。で、ここにはオメガと親交があった人が住んでるみたいなの」

「そんな情報どこから仕入れたんだ?」

「私は魔王討伐部隊。魔王関係の情報は古かろうが新しかろうが一通り目を通してるし、知りたい情報も知りたくない情報も耳に入ってくる」

「元魔王討伐部隊な」

「細かいことはいいの。普段ガサツなくせによくもまあそんなことが言えるもんだ」

「で、そいつに会いに行くと。素直に話してくれるかね」

「どうしてそう思う?」

「親交が深かったってことは魔王の味方かもしれないだろ。逆に裏切られたと感じて思い出したくないって突っ返されるかもしれない。それでも行くのか?」

「行くよ。拒否されてもいい。話を訊こうとしなきゃ、話を聞かせてくれるかどうかもわからないんだから」

「まあいいけどね。アタシはお前に従うだけだし」


 料理が同時に届き、二人は左手の甲を右手で二度叩いてから食べ始めた。無神論者を自負しているクラリッサだが、第三王女として一応は主神オロシュに対して敬意を払っているようだ。アリシアもまた無神論者ではあるが、他人に見られていることを加味して食事の前の儀式を済ませた。


 酒が入っていないときは食事をしながらあまり喋らない。そういうふうにしているわけではなく、お互いに食べるのに集中してしまうのだ。それを理解しているからこそ、二人は食べる以外で口を開かなかった。


 食事を終え、レストランを出て左に歩みを進めた。紙に書かれた住所を頼りに町の中を歩いた。これも写しであるが、元々この住所が書かれていたのは茶色い羊皮紙だった。羊皮紙が使われていたのは最低でも今から二十年以上前。そこから考えても情報の信憑性には問題なさそうである。


 たどり着いたのは古びた屋敷の前だった。小さな門を押すとキィっと甲高い音を立てて開いた。


「ここ、か?」

「みたいだけど、なんだか不気味だね」


 門も屋敷の壁も蔦に覆われ、長年手入れされていないことがひと目でわかる。門から屋敷までの短い通路も雑草で覆われていた。

「一応草が踏まれてる部分もあるから人は住んでると思う。でも出入りは頻繁じゃないし、多数の人間が住んでいる様子もないと」


 屋敷のドアの前まできて、後ろに気配がないことに気がついた。


「おい」


 敷地に入ったところでクラリッサが腕を組んで立っていた。不機嫌そうに眉根を寄せて、人差し指をとんとん動かしている。


「なんで暴力振るうのとか血を見るのは平気なのにこういう廃墟じみた場所はダメなの? なんでいつまでたってもビビりなの?」

「ビビリじゃねーわ。それに血なんて別に怖くないだろ」

「お化けが怖いだなんて中等部からまったく成長してないじゃない」

「うるせーな。わかった、わかったから。十秒待て」


 大きく深呼吸をし、強く奥歯を噛み締めたクラリッサ。そして、ようやく一歩を踏み出した。かと思えば全力疾走でアリシアの元までやってきた。


「うーし克服したぞー」

「克服とは程遠い」


 中等部のときもそうであったが、高等部、上高等部になっても夜中一人で出歩くこともできなかった。閉鎖空間であればいいのだが、真っ暗な拓けた空間や鬱蒼とした雰囲気が泣くほど苦手なのだ。今でもまだ苦手なようだが、それでも夜中に一人で歩くことはできるようになった。その後ろから護衛の兵士がついて歩いていることは、きっとクラリッサはまだ知らない。


 しかし、そんなところも可愛いとさえ思ってしまう。


 ドアノッカーを四回叩き、しばらく待った。


「はい、どなたでしょうか」


 出てきたのは二十代と思われるメイドだった。服装からもそれがわかる。顔色は良くなく、どこか落ち込んでいるような雰囲気がある。


「私、こういうものですが」


 ポケットから出したのは軍務証明証だった。似顔絵が添えられ、生年月日、入隊

日、性別などが記載されている。


「軍人さんですか。なんの御用で?」

「ヨアキムさんに伺いたいことがありまして」

「少々お待ちください」


 一度屋敷の中に戻り、数分して戻ってきた。メイドは「どうぞこちらへ」と二人を屋敷に招き入れ、そのまま二階の部屋へと案内された。


 中央の大きな階段を上がって左。その突き当りにあるドアが開かれた。中に入ると、ベッドに腰掛ける老人がいた。


「ヨアキムさんでよろしいでしょうか」

「ああ、そうだよ」


 老人、ヨアキム=ヴァルゴードがこちらを向いた。齢七十過ぎであるため弱々しいのは仕方ないのだが、メイドと同じように暗い顔をしていた。


「なにか訊きたいことがあるとか」

「え、ええ。不躾な質問ではあるのですが、オメガ=リンダールについて教えていただきたいことがあるのです」

「懐かしい名前だな」


 ヨアキムは窓の外を見てため息を吐いた。


「なにが聞きたいんだ」


 彼の反応はやや気になったが、相手が許してくれるというのであれば甘えておくべきだ。そのためにここに来たのだ、相手の反応でこちらの行動を変えていては先に進むことなどできない。


「ヨアキムさんは魔王オメガと親交があったと聞き及んでいます。オメガが魔王になる前のことが知りたいのです」

「どうしてオメガのことが知りたいんだ? 魔王はもういないんだろ?」

「魔王は死にました。それも私の目の前で。しかし、彼はどこか苦しそうだった。でも最期は笑顔で泣いていたんです」

「そりゃ、死ぬのが嫌だったからじゃないのか」

「そんな感じじゃありませんでした。なにかを成し遂げたような、達成感のようなものを感じたんです。それに涙を流す理由がわかりません」

「じゃあなにかを達成したんだろ。だから泣いて喜んだんだ。それでいいじゃないか」

「私はその「なにを達成したのか」を知りたいんです。泣くほど喜んでいるのであれば、彼はあの瞬間になにをしたのか。なにを思って、自害したのか」


 ゆっくりとヨアキムが振り向いた。驚いたように目を大きく見開き、唇はわずかに震えていた。


「アイツは、自殺したのか……?」

「公にはされていませんが、目の前で目撃したので間違いありません」


 クラリッサが肘で小突いてきたが無視を決め込んだ。言いたいことは理解できる。公表されていないことをただの一般人に話すというのは、軍事機密違反として扱われる可能性だって十分にありえる。しかし上層部から黙秘の通達はない。つまりは「空気を読め」ということに他ならなかった。


 その空気など、今のアリシアには関係なかった。


「そうか、アイツが……」

「オメガのことを、教えてください」


 アリシアの言葉を聞き、ヨアキムは数秒後に頷いた。


 ヨアキムはベッドの横にあるイスを指差した。アリシアは「失礼します」と腰をかけ、クラリッサもまた隣に座った。


「なにから話せばいい」

「オメガ=リンダールとの関係、それと彼の人となりについて教えてください」


 ヨアキムは視線を落とし、思い出すように、懐かしむように訥々と語り始めた。


「俺とオメガはエセットで生まれ育った。決して大きな町じゃない、穏やかで平和な町だったよ。アイツとは家が近かったってのもあって小中高と友人としてやってきた。いや、高等部を卒業しても仲が良かった。兄弟みたいでもあり、親友でもあった」

「ヨアキムさんはいつからここに?」

「二十になったときな、祖父が体を壊して俺が店を継ぐことになった。父はエセットを離れるつもりがなかったんだ。元々商人の家庭だったから俺も勉強していたし、時間さえもらえれば祖父の跡を継ぐこともできた。でも迷ってたんだ。生まれ育ったエセットを離れることを。そんなときに背中を押してくれたのがオメガだった。今でも感謝してるよ。俺がヘトラにやってきてからもオメガとは年に何度か会ってた。お互いに別々の場所で嫁をもらい、子を設けてもその関係は変わらなかった。ずっと、こんな生活が続くと思ってた。俺の人生は妻と子と、オメガが形作ってくれるのだろうと、漫然と思ってた」

「それがある日変わったと」

「そうだ。だがお前たちが思っているようなことがあって変わったわけじゃない。俺たちの関係が変わったというよりはアイツが変わってしまったんだ。レイチェルが死んだあの日からな」


 今まで見てきた調書を思い返してみる。どこかでその名前を見た気がする。


「たしか、オメガの娘」


 享年二十四歳。足を滑らせて崖から落ちた、という書類を目にしたことがあった。


「レイチェルは崖から落ちて死んだ。それからオメガはふさぎ込むようになり、俺とも距離を置くようになった。それから数年後、アイツはエセットを破壊して大空へと飛び立った。と、聞いた」

「人伝に聞いたんですね」

「俺はここにいたからな。あのときは五十過ぎで息子に仕事を教えてる最中だった。店を離れるわけにもいかなかったんだよ。後日エセットに行ってみたが、復興には何年もかかるくらいの被害だったな。民家の半分が半壊、エセットの象徴だった大噴水も粉々だった。今はもう元通りだが、当時は酷いもんだった」

「その後オメガとは会いましたか?」

「一度も会ってない。会えるわけがないだろう」

「それはなぜでしょうか」

「レイチェルが死んだとき、葬式には出たが俺はアイツを支えてやれなかった。アイツが魔王になった原因だってレイチェルの死だろう。もう少し早く行動できていたら、アイツが魔王になることも避けられたかもしれない」

「それはないでしょう。魔王は魔王の血を引く者が先祖返りとして発症する、いわば突発性の病気のようなものです。千年近く魔王が誕生しなかったのが奇跡とさえ言われています。オメガが魔王になるのも、きっと時間の問題だったはずです」

「それでも悔いてしまう。アイツが魔王になる前にちゃんと話をすべきだったと」


 ヨアキムは左手で拳を作り、右手で包み震えるほどに握りしめていた。


 けれど、どうやってもアリシアはその感情を理解することができなかった。親族の死は祖父と祖母で経験している。けれど、友人といえるような人物はクラリッサしかおらず、そのクラリッサは悩みごともなさそうに過ごしている。


 理解しようとすればするほど、言ってはいけない言葉を発してしまいそうになる。それがたまらなく嫌だった。


 自分はなんと薄情で、なんと身勝手なのだろうと。


「すまないな、少しばかり感傷に浸ってしまった。こんな話でよかったのか?」

「ええ、ありがとうございます。お辛いことを思い出させてしまい、申し訳ありませんでした」

「いや、もう過ぎたことだ」

「一つ、質問よろしいかな」


 そう言ってクラリッサが割り込んできた。


「ちょっとクラリス」

「いいから」


 トントンと肩を叩かれ、ため息を吐きながら成り行きを見守ることにした。ガサツで不躾なところはあるが決してバカではないと知っているからだ。


「なんだい、お嬢さん」

「レイチェルが死んだことはオメガ本人から聞いたのか?」

「そうだが?」

「そのときになんか言ってなかった? 不自然だったとか、おかしな点があるとか」


 ヨアキムは顎に指を当てて天井を見やる。


「なにか言っていたような気はする。手袋がどうとか」

「詳細は覚えてない?」

「大きな手袋を持っていた、と言ってたはずだ。レイチェルは小柄だったし手も大きくない。オメガに渡すにしても、贈り物というには使い込まれていたと」

「その手袋の持ち主に心当たりはなかったのか」

「誰か、まではわからなかったのだろう。だが心当たりはあったようだ。当時レイチェルには両親に隠れて逢瀬を重ねていた相手がいたんだ」

「なるほど、両親に隠していたから、レイチェルの恋人かもしれない人物のものである、ということしかわからなかったんだな」


 クラリッサは「よしわかった」と太ももを叩いて立ち上がった。


「なに、いきなり」

「次の行き先は決まっただろ? 地図を広げてルートを探すぞ」

「確かにそうだけど……」


 視線をヨアキムに向けると、彼は穏やかな微笑みのまま頷いた。


「健闘を祈るよ。俺のために、オメガのためにな」

「進展があったらご報告させてもらいます。それでは」


 頭を下げて背を向けた。メイドがドアを開けてくれたので、そのまま部屋を出た。


 玄関を出ようとしたところで「あの」とメイドに声をかけられた。振り返ると、メイドは暗く沈んだ顔をしていた。


「旦那様は長くありません。もしも旦那様の無念を晴らしていただけるのであれば早急にお願いしたいのです」


 メイドは頭をさげ「どうか」と声を震わせていた。


 おそらくはアリシアやクラリッサよりも年下であろう。そんな少女にここまで慕われているヨアキムを思えば、この件は早く解決したいと考えるのも当然だった。


「わかった。でもヨアキムさんが望むような答えが出るとは限らないからそのつもりでいてほしい」

「大丈夫です。どんな答えが出ても、旦那様は受け入れると思いますので」

「わかった。それじゃあ、また来るよ」

「承知しました。どうかお気をつけて」


 一礼してヨアキムの屋敷を出た。


「長くないって言われても、なあ」


 宿屋に足を向けながらクラリッサがぼやいた。言いたいことはわかるが、ヨアキム本人やメイドのことを考えれば同意もはばかられる。


「私たちはできることをするだけ」

「じゃあ飯食って寝るだけだな」

「それは違う」


 思わず笑ってしまった。こういうところがあるからクラリッサと一緒にいて退屈しないのだ。


 退屈しない、というのは生きていく上で大事な要素だとアリシアは考えている。どんなことがあっても気を紛らわせることができ、暇を持て余すこともしなくていい。ときには面倒だと思うこともあるが、それを含めてもクラリッサのことを慕っていた。

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