第17話 進路相談
進路相談は順調に続いていった。
女子生徒A・Bに限った話しだが。
女子生徒Cと男子生徒はかなり進路に迷っているようだった。
その理由をかいつまんで説明したい。要約すると迷う理由は以下の4つだ。
①親との意見の相違
②金銭的な問題
③本人の学力
④「やりたいこと」がわからない
ここで考えて欲しい。
学校の先生が介入できるのはどこだろうか。
答えは、「無し」だ。
①、②に関しては「家庭の事情」なので学校側として出来ることは無い。
③についてはどうだろう。今から時を遡り成績アップのために頑張ることは出来ない。今後のテストや授業態度、課題に注意し、学力アップのために努力するしかない。
④について、「やりたいこと」なんて早々見つかるものでもないし、「他人」が何をしたいかなんてわかるはずがない。
先生が出来ること。それは、「話しを聴くこと」だけなのだ。
正直なところ。その生徒の進路はその生徒自身が決めることであるため、生徒が行動を起こさなければならない。学校の先生に出来ることなど限られている。
先生という生き物 紅ピカ @daimatsu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。先生という生き物の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
「私」の話最新/mil
★4 エッセイ・ノンフィクション 連載中 683話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます