第15話 先生舐めんなよ(ニコッ)

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同期(男)の過去の恋愛紹介の芸は見事だった。

過去から未来に繋がる演説で大盛況に終わった。


私(先生の恋愛ってなぜかわからないけど興味湧くのよね。)


そして同期(女)の番がきた。

彼女はとても繊細で私よりも小柄な可愛らしい先生だ。


同期(女)「みなさんこんにちはー。えっと私からは私の趣味についてお話ししたいと思います!えっとよろしくお願いします!」


中庭生徒「わー!同期(女)先生ー!可愛い!!!」


同期(女)「ありがとー!えっと私の趣味は・・・なんと・・・」


私(同期(女)先生も場をつかむのうまいなー。趣味なんだろ。料理?読書?運動?おもしろいネタなのかな趣味紹介って)


同期(女)「私の趣味は『ぬいぐるみを作ること』です!」


中庭生徒・私「えーーーーーー!」


中庭生徒「可愛い!」


私「そんな人間いるのか。」


同期(女)「今日は先日完成したばかりのピカチュウのぬいぐるみを紹介しますね。」


同期(女)先生はそう言ってあらかじめ用意した箱からぬいぐるみを取り出した。


なんと・・・「赤色のピカチュウ」だった


私(うほーすげぇーおもしれぇー)


中庭生徒「いやこっわ笑。どんな趣味よ笑」


同期(女)「えー!可愛くないですか。私赤色が好きで自分だけのピカチュウを作ってみたくて作りました笑」


私(あーいいね。とても好き)


中庭生徒・保護者・他の先生は呆然としていた。まさかこんな一面があったなんて、それをきっかけに中庭の空気は変な空気になっていた。



司会生徒「さ、さぁ最後に真奈美先生です!」


私(すごく行きにくいけど。もうやるしかない。)


中庭生徒「ざわざわ。真奈美先生ー!」


黄色い声援をくれる生徒もいる中、「ほんとうにやべぇ奴が来た」という声も聞こえた。


まぁ私は「教えるクラスが限定」される教科を持っているため、同期の2人に比べて、面識の無い生徒もたくさんいる。


私「はーいどうも真奈美です。今年度から赴任してきました。よろしくお願いしますー。私が芸として披露するのは『カラオケ』です。よろしくどうぞー」


中庭生徒「おおおおお!先生が歌うの初めて聞く!」


私(そりゃそうでしょ笑)


司会生徒「真奈美先生が歌うのは、『flumpoolの君に届け』です!それではどうぞ」


私は聞き慣れた曲と共に・・・「熱唱」した。


歌い終わると今日イチの歓声があがった。


中庭生徒「うんま!やべぇ」


私(どうよ。見たか。)


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~はい。文化祭編これで終わります。


次話からは夏休み明けに入るため「進路相談」」の分野に入ってくるため、少し内容を濃くしてお届けしたいと思います!


お楽しみにー


真奈美でしたー。

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