第7話 恒例行事「先生の講評」

おはようございます。真奈美です!


第6話で紹介しました「テスト返し」ですが、本話はその続きになります。


テスト返しを終え、その後の「先生の講評」の時間です。


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テストを返し終え、本来なら「テスト直し」の時間に入るところだが、私は「答え」を同時に配布していたので、解説を行うことはせず。「各自で答え合わせをする時間をとった」


それから5分ほど経過したが、やはり、

出来るやつ = 見直しを必ずする

出来ないやつ = 近くの人としゃべる

という、「勉強の大切さ」を理解していないやつがたくさんいることに気づいた。


私「では、答え合わせの時間を終了とします。ちなみに、答えだけではわからない箇所などありませんか?もし、ありましたらその箇所を解説しますが・・・」


誰も手を挙げなかった。いや、挙げられなかったのか。


ここから「講評」の時間だ。


私「今回のテスト。クラス平均点は49点でした。正直に言います。テストが難しかったですか?それとも、自分の勉強不足だと思いますか?桑原さん。」


桑原「わかりません。」


私(わかりません。ってなんだよ。そう言っておけば次の人にあたると思ってんだろ)


私「わかりません。とはどういうことでしょうか?」


桑原「えっと・・・」


チャラチャラした学生「もうよくね先生。テスト返し終わったしそれでいいじゃん。次頑張ればいいでしょ。」


私「では、次どのように頑張るのですか?」


チャラチャラした学生「知らんけど、」


私「木島さん(最高得点)と堀田さん(チャラチャラした学生)二人前に出てきてください。」


二人は渋々ながらも前に出てきた。


私「今回のテストでどのような勉強をしたのか聞かせてもらえますか?」


木島と堀田は、どんな勉強をしたのかクラスに話した。


私「みなさん。二人の話を聞いてどんなことを感じましたか。明らかに勉強量が違います。ただ、私は勉強をたくさんしろということを伝えたいわけではありません。」


私「みなさんには危機感が足りない。テストを終えてそう感じました。中学とは違い、高校は『自分で勉強』しなければついていけません。それを『ついていけなくても別に構わない』という危機感の無さが危ないです。」


木島と堀田を席に戻し、私はさらに続けた。


私「初めてのテストを終えて、あなた方がどのようなクラスなのかようやくわかってきました。次回のテスト、『どうすればいいか』あなた自身が考えてください。ちなみに、私はあなた方を助けられませんからね。」


クラス「・・・」


キーンコーンカーンコーン


では、これで授業を終わります。号令は省略しますので、各自考えておくように。



ガラッと教室から出る。その瞬間。

教室がワッと騒ぎ出し、「だりぃ」や「うざ」という声が聞こえた。


私(まぁあの子らの人生だし勝手にすれば、私の人生には関係ないからね)


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~はい。いかがでしたでしょうか。

読者の皆様の中で不快に感じた方もおられるのではないでしょうか。


ただ、勘違いしないでいただきたい。

教員は「手を差し伸べる」だけです。その「手をつかむ」のは生徒次第です。

手をつかまない生徒に対し、救いを与えるのは義務教育まで。高校ではおかしいというのが私の考えです。


今回のお話でどのような生徒なのかイメージ像がわきましたでしょうか。

ここからどんどん泥臭くなっていきますのでね~


では、また明日!真奈美でした~

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