第5話 言うことを聞かない生徒
さて!いよいよ授業として普段思っていること
つまり教師の本業に入っていきます。
あ、遅れました真奈美です。
ではでは、どうぞ!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2回目の授業
私「では今日から教科書の中身に入っていきましょう。まず最初に3ページを開いてください。」
私の授業スタイルは「板書をする」スタイルだ。それともう一つ、生徒と先生が発言する比率が1対1になるように意識している。
なので、生徒に発言を求めるし、生徒同士で発言を深める場面も多々ある。
今日やる内容はパソコンの授業だ。
私は商業科の教員なので、WordやPowerPoint、Excelといったソフトウエアの使い方やそれに準ずる関数の使い方などを教えるものだ。
私「では、教科書にもあるようにパソコンには様々なソフトウエアがあります。」
順調に授業を進めていく、パソコンを触るのが新鮮で楽しいのだろう。
私「みなさんには『ブラインドタッチ』を将来的には身につけてもらいます。ブラインドタッチというのは~」
タイピングの説明を一通り施し、実践にうつる。
私「では、やってみましょう。まず、左人差し指をF、小指をA。右人差し指をJ、小指を+の所に置きます。最初は慣れないかも知れませんが決して人差し指だけで打つなどということがないようにしてください。」
生徒はカタカタとゆっくりだがタイピングを始める。
その中で、私の話を聞いていなかったのか正しい指位置では無い方法で打っている生徒がいた。
私「畑中さん。指位置を正しいところに置いた方がいいですよ。」
畑中「え、あ、はい。すいませ~ん」
私はその指導を済ませ別の生徒に目を移す。
しかし、案の上畑中は指位置を適当に打っていた。
私(まぁいるよね先生の言うこと聞かない生徒。別に私には関係ないし、どこかで壁にぶつかるわね。笑)
その後段々とおしゃべりが増えてきた。
私「おしゃべりするのはよろしいですが、授業に関係の無いお話は辞めてくださいね。」
私(まぁ結果が出るのであれば、自由にやっていいよ)
キーンコーンカンコーン
授業は終わった。生徒はやっと終わったという風に疲れた顔をしている。
私(タイピングくらいでどんな顔してんのよ。だらしない。)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
はい。いかがでしたでしょうか。
最初だけ真面目になる。のが基本ですよね。ここからどんどん生徒が荒れていきます。
先生の言うことを聞かない子っていますよね。
しかし先生も求めているのは結果です。
多少生意気な子でも、高得点とれれば笑顔ですからね。
では、良いお年を!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます