第4話わたしの発見
土曜日の夕方、わたしは幸太の家に向かった。家庭菜園で幸太のお母さんはナスを収穫していた。
「こんにちは、おばさん」
「あら、こずえちゃん。幸太から聞いているよ、今日はお泊まりなんだってね。あらっ、最近、こずえちゃん胸大きくなった?」
わたしは、返事に困った。
「こずえちゃん。揉まれたら、大きくなるのよ!幸太とする時は、ゴム使いなさいよ。7時から夜ご飯ね。じゃ、それまでにお風呂入っていてね」
「はーい」
幸太のおばさんは、わたし達が結婚する事を信じているので、何でもオープンなのである。
幸太の部屋に向かった。
「よっ、こずえ~。今日はお泊まり保育だけど、朝まで眠らせないからな!」
「なんで?」
「朝まで、ヤり続けるのさ。この前は一晩で7発だったからギネスに挑戦だよ!」
「あんたって、ホントにバカね」
わたしは、そう言って笑う幸太の笑顔が好きだ。
この人と結婚したい。きっと、楽しい結婚生活が待っていると思う。
「こずえ~、最近、おっぱいでかくなったな?何カップ?」
「Eカップ」
「日頃の訓練が身に付いたかんじだね!僕はパイオツ星人だからな!」
「そんな事、どうでもいいけどちゃんと勉強してるの?」
「僕は夜中、ラジオ聴きながら勉強しているよ。AMだけど」
「この前の1学期の中間テスト何位なの?」
「6位だよ」
「えぇ~、なんで?あんたバカのクセに!」
「こずえは?」
「37位」
わたしは、幸太がどうやって勉強しているのか分からないけど、やってる事バカなのに、勉強が出来るところも好きだ。
この人と結婚したい。と言う気持ちでいっぱいになる。
「こずえ、先に風呂入ってくる。チンコは念入りにあらうからね」
「バカッ!」
幸太は風呂場に向かった。わたしは、幸太のエロ本を読んでいた。
やっぱり、アイツは変態だ。
何気なく、エロ本の山を眺めていたら、学園モノのエロマンガがあった。
ページを捲ると、男の子同士でエッチしている。何これ?更に、エロマンガの山を探すとまた、男の子同士のエロいマンガが見つかった。
え、え、何?幸太はまさか腐男子なの?
わたしは不安になった。
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