4話

 「二人とも相談がある」

「「なに?」」

「あのですね、雛月さんを家に呼ぶことになった、どうしたらいい?」

「何でそんなことになったの?」

「妹が連れてこいと、そして雛月さんに聞いたらおっけいでるし」

「よかったね」

 こいつら他人事だからって笑いすぎだろ

「それで相談ってそれだけ?」

「そう本題はどう紹介しようと」

「ん〜まぁ頑張れば大丈夫やね?知らんけど」

「アドバイスありがとう参考にするよ」


 やばい緊張しすぎて全然寝れてないどうしよう

 案の定、寝不足です

「ここが僕の家です、大丈夫そう?」

「大丈夫だと思う」

 これ本当に大丈夫かな

「じゃぁ行くよ」

「うん、」

 ガチャ

「おーい、優衣連れてきたぞ」

 何であいつ唖然としているんだ、絶対居ないとか思ってたんだろうな

「まま~兄ちゃんが彼女連れてきた」

 あ~これなんかやらかしたかも知らん

「どうしたの、そんなに騒いで」

 この人は母親の和田 千恵美

「だから、兄ちゃんがかの・・・」

「あら、香澄ちゃんじゃない」

 えっ母さん知ってるの?まじ、知り合いでした系?

「はい、久しぶりです千恵美さん」

「司覚えてないの?あなたが昔ひーくんって呼んでた子」

 ひーくん?どこかで、ん~

「あっ幼稚園の時によく遊んでた男の子?」

 えっまさか昔も間違えてた?同じこと繰り返してるじゃん

「愚息がごめんね、香澄ちゃん」

「いえいえ気にしてないので大丈夫ですよ、昔はショートでやんちゃでしたから仕方ないですよ」

「えーーー、お兄ちゃん同じ事今も昔もしてるじゃん、ひどい」

「申し訳ございませんでした、雛月さん」

 やばい。これまじで俺バカなのどうしよう

「ん~、なら香澄って呼んでくれるんなら少し許そうかな~」

 えっ呼び捨て、難易度高くない?でも言わなきゃだめか

「か、香澄」

「はい、」

 めっちゃ笑顔になったこれってゆるしてもらえたのかな

「ママ、邪魔者のわたしたちは出かけよ」

「確かに、そのとうりね」

 ん?なにいってるの

「「じゃぁ、いってきまーす」」

「母さん、優衣?ちょっと何してるの」

 ガチャ

 マジで、出かけて行ってるやん

 ぷるるる

「ん?なんだ、もしもし」

『ちゃんと避妊はするのよ』

「そんなことせんわ」

ブチ

あの親なに考えてるんだ

「は~」

「どうしたの?」

やばい、色々ありすぎて頭痛いてか、目の前が

バタッ

「えっ、司くん?司くん、つかs・・・」


 何かやわらかいものが頭の下に、なんだこれ

「司くん、目覚ましました?」

「ん?ここは」 

 えっ、これ膝枕?何でこんなことに、最高やん

「えっとですね、千恵美さんたちが出かけた後に倒れたんですよ。大丈夫ですか」

「ちょっと、ふわふわするけど大丈夫です」

 えっ、なんで肩にに手を?立ち上がれないんですが

「まだ動こうとしないの、倒れたんだからもうちょっとやすんで」

 うん、断れない

「はい」

 

「今日は色々とすみませんでした」

「大丈夫ですよ、司くんの可愛い寝顔が見られましたから」

 寝顔見られたのめっちゃ恥ずかしいだけど、あっそうだ

「雛月さん、良ければ今度の夏祭り一緒にいかない?」

「うんいいよ一緒に行こ、じゃぁまた学校で」


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