3話
「雛ちゃんご飯食べよ」
「うん」
笑顔な菫が雛月を連れて来た
「あれ、司ご飯は?」
「雛月さんが作ってくれるって」
「へ~」
『愛妻弁当だね』
菫が何かを囁いていた
途端に雛月さんの顔がより真っ赤になっていた。
何を言ったらそうなるんだ
「どうしたの、雛月さん」
「ううんなんでもない弁当どうぞ」
「ありがとう」
「どうかな」
弁当の中には自分の好きな出し巻き卵とから揚げがあった
「おいしいよ、雛月さん」
「ほんと?うれしい」
「2人ともラブラブですな〜」
菫がからかい口調で言ってくる
「なっ、何言ってるの?ただ私の作った弁当が美味しかったか気になっただけだし」
雛月さんが真っ赤になりながら何か言っている、やっぱり可愛いな
「菫そんぐらいでやめてやれ雛月さんと司が赤くなってるだろ」
「はーい、将ちゃんがそう言うならやめる」
物足りなそうなの顔をしていながらもやめてくれた将星まじでありがとう
「雛月さん、ご馳走様」
「良かったら明日からも作っていい?」
「うん、毎日食べたいぐらいだよ」
嬉しそうな顔してるしこれでよかったかな
『今日は色々あったな〜』
「そう言えばお兄ちゃんよ、どうだった?ネトゲフレンドのやつ」
この子は妹の和田 優衣
「どうだったとは?」
「楽しかったかどうか」
「それは楽しかったよ」
「あっ、いいこと思いついた」
何か思いついたのか指をさして
「その人、家に連れてきてよ、ね?連れてこなかったら部屋にある本全部燃やすから」
あ〜これ連れてくるしかないじゃん、怖すぎだろ
「はい、かしこましました。頑張りますのでどうかご容赦を」
「うむ、分かればよろしい」
この妹には逆らえないな
「もしもし、司くんどうしたの?」
どう言ったらいいんだろう
「えっと、妹が会いたいと言っていまして」
「それって家?」
「そうですね、たぶん」
これ大丈夫かな、流石に嫌かな
「うん、大丈夫だよ」
「本当に?」
「でも、いつにするの?」
ん〜いつぐらいがいいかな
「いつ空いています?」
「えっと、あっ今週の土曜なんかどうですか?」
「その時で全然大丈夫です」
「ありがとうございます」
「こちらこそ、妹がすみません」
「いえいえ、気にしないで大丈夫ですよ」
やっぱり雛月さん優しいな〜
ありがとう、まじ感謝
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