第10話
シェアハウスに参加して二か月が過ぎた。シェアハウスはまるで昔の世界だ。時間という括りがあって、いつも目が覚めると布団の中にいる、
「カリヤの寝坊助、早く起きないと朝ごはんミレイとピアが食べちゃうよ」
「まって、今起きる」
こんな平和な世界が戻ってきたのも全部サリーのおかげだろう、もちろん毎日朝ごはんを作ってくれるミレイとピアにも感謝している。
「いただきます」
もしかしたらまた失われる幸せを朝ごはんと一緒に嚙み締めた。
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