私は宇宙人です……奇抜な自己紹介を行う転校生の少女。主人公はそんな彼女に懐かれ振り回されるけれど、彼女の纏う嘘の奥には、仄暗い真実が隠されていました。 虚言癖でなくても、私たちは何がしかの理由で嘘を口にするそうです。 嘘を言う事で、おのれの心を護ったり、相手を思いやったりする事も出来る。その事を思い出しました。
ありませんか?こう言う記憶?思い出?ボクはこの物語を読んで、あの人の事を思い出しました。そっと蓋を閉めていた、悲しくて暖かい記憶。絶対に忘れられない誰かが居る人には読んで欲しい。そして、あの日の記憶が蘇った時に、号泣する事必至だと思います。今、あの人は何をしてるのか?そんな余韻に浸りませんか?
星四つ、いいえ五つつけたい。
虚言症の森本いずみ。そして彼女に翻弄される"僕"。二人の関係がどうなっていくのか、虚言症がどう生かされるか、そして彼女の言葉はどこまで本当か……。始まったばかりですが、これからの展開に期待です!