テレフォン×テレフォン
僕を苦しめていた長年の悩みがついに、解決した。反撃の開始だ。
いや、苦しんでいたのは僕だけじゃあなく、皆も同じ事で悩んでいるはずだ。それは『もし電話をした時に、電話の相手が【どすこい相撲】をしていたら、どうしよう」という人類共通の悩みだ。好きな女の子に電話をした時に、「あれ?なんか息が荒いぞ?」とか思ったら、実は【どすこい相撲】の合間。一回の裏終了後の合間ならまだ良い。実は【どすこい相撲】の最中に、しれっとした感じで電話の受け答え、その【月窯】、【松茸】が【相撲に】ハマっている。きっと【がぷり四ツ】。しかも【がぷり四ツ】。【大関竿ノ男海】がニヤニヤ。「うんッ!」と電話の向こうから、「何かな?」と僕。【大関竿ノ男海】の悪戯。急な【粘り】腰の【どすこい吊り】運動。女、携帯を顔から遠ざけ、「うん、【す~】も~【相撲相撲】」とか言う。男、けたけた笑う。それに気付けない僕。会話途中の【どすこい張り手】運動再開。携帯電話が結合【高校相撲】部に急接近。「何か、【日夜日夜(にちゃにちゃ)】音がしているな」……マヌケな俺。愚か愚か愚か。
憎い憎いアイツの声。「悪いな、俺達、今【どすこい相撲】をしているんだ」……彼女の事を好きだった僕。絶望のズンドコ。僕は、夜に、電話できない。メールも送れない。
だけど、長年、僕を、苦しめていた悩み、ついに、解決。
僕も【廻し姿】であればいい。できることなら【ガッツポーズ】しておきたい。【どすこい独り相撲】をしたっていい。そのアイディア。正に、天から天授。駅のホームで急に思い浮かび天授。さあ、反撃だ。もう何も怖くない。憑き物大落下。目鱗。世界が輝く、光・光・光。
なお、この日記は、【廻し姿】で【ガッツポーズ】をしながら書いています。俺の【松茸番頭】がキーボードを持ち上げる。タイピングの関係で【どすこい独り相撲】はしておりません(爆)。
【はてなグループで「DATE: 07/02/2008」に公開していたモノをコンプライアンスに準じて修正しました。】
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます