琥珀の神域

 生い茂る低い木の枝葉や背の高い雑草が、一層辺りを暗くしている。笛や鈴、悲鳴にも似た甲高い音が、森の木々の間を木霊していた。絶え間なく後ろから聞こえていたそれは気づけば、行く手を阻むように前から近づいてくる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

三色の神様(5/29更新) 狂言巡 @k-meguri

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ