(三)
羽田警察署の会議室で合同捜査会議が終わると、捜査官たちは二人一組で浦上四郎の身柄確保に東奔西走していった。
もともと浦上自身は大田区|蒲田≪かまた≫生まれの蒲田育ちで、現住所も蒲田にあった。そのため、蒲田周辺で浦上が行きそうな場所や繁華街などを中心に、大阪府警の二名を含む四〇人で徹底的にマークしていた。
しかし、丸二日間、蒲田市内を監視・捜索したが、浦上を発見することはできないでいた。捜査員たちは焦り始めていた。
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます