協力体制
やっと体が回復してきた。
視界も安定してきて、やっと僕はほとんど普通に立てるようになった。
「やっとよくなってきた?ならよかった。回復魔法を少しずつかけてたのよ。」
ジュデボラは戦ってる二人だけじゃなく僕にも回復を回してくれていたらしい。
二人は一気に攻撃を仕掛けて行っているようだ。
よほどの能力でない限りはあの攻撃は避けられないだろう。
僕が立ち上がろうとしたその時、「ハルくん!このドームの中に!」
ジュデボラが急に僕にそう言ってきた。
僕は急いでドームの中に転がり込む。
その直後に爆風が起こる。
いや、これは爆風じゃない。斬撃だ。
攻撃を防いでるように見せかけてものすごいスピードで斬撃を撃っているのだ。
「ウェイアンさんが……!ガスパオロだけじゃあれどうにもならないよな……。ちょっと癪だけど……うっ……。」
ドームで防いだはずなのに謎のダメージを受けた感触がある。
「ハルくん!衰弱の魔法がかかったみたい……!1時間以内にあいつを倒さないと……私たちの体は蝕まれて死ぬわ!」
「分かった……。なら、もう一回心のリミッターを外さないとだな……。」
僕がガスパオロの方に向けて歩き出した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます