護衛騎士
「行くぞ!」
僕の合図でジュデボラとマイは壁際の角に、僕とラーイーダ、そしてダイスケ別働隊は奥へと進んでいく。
攻略組の作戦はこうだ。
僕とラーイーダが敵に重い一撃をぶつけ、ダイスケ別働隊がそこに追い討ちをかけるように銃で攻撃する。
時間はかかるがこれしか突破方法は思いつかなかった。
完全に体力と瞬発力の勝負だ。
「ダイスケさん!まずはあいつから行きます!」
まずは盾を持っている強そうなやつから攻めていく事にする。
「ラーイーダ!あの盾攻撃で吹き飛ばせるか?」
「微妙なライン。あの感じ防御兵士の中でも格段に強いタイプだと思う。」
「分かった。だったら慎重に行こう。片方が後ろから不意打ちにしよう。どっちがするかは成り行きで!」
「了解。」
僕とラーイーダは二人で一体の騎士に対応する。
僕のマルタの剣とラーイーダ獣化の発動した盾。
片方の攻撃を受け、もう片方の攻撃は防がれる。
騎士も困惑しているようで何度も攻撃を受けては反撃を外している。
「よし……!今だ!ラーイーダ!」
ラーイーダが盾を跳ね飛ばす。
あとはダイスケさん達の攻撃を当てるだけだ。
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