防具新調
「ところで……ハルくん。俺の冥界に来て以来装備を変えてないんじゃないか……?」
「あ……確かに……。でも元の装備は破れたり壊れちゃったりしたし……、マイも昔つけてた装備をあいにく持ってきてないし……」
「そう言うと思って装備を君たちが戦っている間に急いで店に行って作ってきたんだ……。いやぁ……沢山の魔族に店を囲まれて危なかったよ……。ほら。これを!」
僕に渡されたのは普通の鎧が黒く染められたようなもの、マイに渡されたのは盾を持ってない方の腕に小さな盾がついているようなもの。
「これは……?」
「これはライマルクシリーズだ。」
「自分の名前をシリーズにした!?」
「まぁ、これは代々のルールなんだけどな……。自分の最高傑作ができたときに自身の名前をつけるんだ。」
「なるほどな……。で、この装備の効果は……」
「とてもシンプルだがとても強くしてある。ハルくんのは武器を特殊な方法で入手したときにその武器が強化されるもの、マイちゃんのはいつも盾を持ってない方の手が即席小型シールドになるものだ。近接戦には弱いだろうからね。それから、盾の攻撃力が少し上がってる。」
「おおおおお!これはすごい!」
「ありがとうございます!」
マイも満足げな顔をしている。
僕たちは装備をつけてダイスケさんの帰りを待つことにした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます