神殿内部

「待たせたな!何人か暇な兵士を連れて来れた!」

ダイスケさんは戻ってくると何人かの兵士を僕に紹介してくれた。

全員腕利きの兵士らしく頼れる味方になってくれそうだ。

「じゃあ、作戦を説明する。」

僕は全員に作戦を告げた。

やることは簡単だ。

中にいる番人と思われる大量の兵士をダイスケさんの小型ガトリングで攻撃できるだけ攻撃し、その後で疲弊した敵を叩くという作戦だ。

「よし、みんな。行こう!」

僕はダイスケさんがガトリングを用意したのを確認して扉を開けた。

「撃つぞ!」

ダイスケさんの指示で僕はすぐさま伏せて扉の前をどく。

「効いてるか!?これ……うわっ!!」

ダイスケさんがなぜか砲座を降りたと思ったすぐ後でガトリングが爆発した。

「遠距離攻撃無効が貼られてる可能性があるな……。こりゃあ近接線になりそうだ。」

「マジかよ……んで、敵は遠距離攻撃を仕掛けてくるわけか……。しょうがない!作戦変更!」

変更した作戦はこうだ。

遠距離が効かないのでジュデボラには回復魔法の詠唱の継続。

ジュデボラの警備にマイ。

残り全員で攻撃を仕掛けるという作戦だ。

「負傷したらすぐにジュデボラの近くに戻るんだ!いいね?あの魔法は距離が近いほど効果が上がる。」

僕たちは覚悟を決めて中に入るしかなかった。

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