ほぼ無敵のコア

「攻撃が……効いてない……!?」

マイが驚くのも変ではない。

なんせマイの盾が攻撃したにもかかわらずコアには傷1つ付いていないからだ。

「無駄だ。私がスキルを発動した時点でもうコアが破壊される可能性はほぼ無いのだよ。」

「ほぼ無い……だと!?」

攻撃される瞬間にバリアを貼り、コアを守っているという。

流石にマイが攻撃している時にチャージソードをコアに向けて放つことはできない。

「さて……どうするかな……。」

この際、二人で上空高くまで上がり、ヘイトを買って巨大化させてビッグキラーソードをコアに向けて投げるしかない。

「マイ!これ使うぞ!」

僕はマイを手招きして呼び、念力剣を渡す。

「これで上に浮いて無理矢理巨大化させるの?」

「そうするつもりなんだが……」

「だったらさ、念力剣をあいつに使って無理矢理伸ばして巨大化させたほうがいいんんじゃない?」

「そのやり方があったか……。マイ。引き伸ばす役頼んでいいか……?」

「任せて!提案した身なんだから責任持ってやるよ!」

マイはそう言って念力をメルゾディスに向けて出す。

メルゾディスは「うぉぉぉ!?なんだ!お前ら!何をする気だ!やめろぉ!」と叫びながら体が引き伸ばされていっている。

「あとはそこを狙うだけだな!」僕はビッグキラーソードをストロークを決めるようにコアに向けて投げる。

「刺されぇぇぇぇぇ!」ただただあとは軌道があっていることを願うのみ。

「無駄なことをぉ!何度も言ったはずだ!攻撃は通らないと……うぅ!?」

ビッグキラーソードの追撃効果はしっかり発動したようだ。

そのままコアは破裂し、メルゾディスはバラバラに崩れて僕たちの元へ降ってくる。

「マイ!一旦下がるぞ!」

僕とマイは一旦下がり、潰されないように下がる。

そして、バラバラになったメルゾディスから僕たちは2つのペンダントを見つけた。

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