「『永遠と廻る処刑台（エンドレスキラー）。」

僕たちの周りにギロチン台が並ぶ。

「さぁて……。」

周りのギロチン台は僕たちにどんどんと迫ってくる。

「こっちも対抗するしかない……！領域魔法『鍛冶場の煉獄』！」

僕は鍛冶場の煉獄を発動させてギロチン台を燃やす。

「どうだ！これでこのギロチン台は使い物にならないだろ！」

「逆だよ。」

「は？」

「この燃えたギロチン台で処刑されることになったらどうなると思う？」

「まさか……！」

そう。火炙りとギロチンが同時に行われるということだ。

「逆に領域魔法を利用できるこの戦術！君のデータを今までとっていないとできないこの作戦！そう……。私は今までの君の戦いを全て見てきた。あのガーコイルとも、ゴブリンキングとも……シュリエルとも……。全てを見てきた！私の処刑マニュアルに不完全はない！」

「なら不完全を作ってやるよ。」

僕はニヤリと口元を歪めた。

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