結界崩壊

「ハルくん!無事でよかった!ずっとこの結界が壊せないか粘ってたんだからね!」

「ごめんごめん……。何かしらで連絡が取れたらよかったんだけどそうもいかなくてね……」

「なるほどね……。まぁ、私もあの結界を壊そうとはしてみたけどダメだったから無事を祈るしかなかったんだけどね……」

僕たちはそのあと久々の再会に喜び、少し休んだりもした。

その後、下に降りる道を見つけ、僕たちは道を下る。

その先には大きな扉があった。

「これは……?」

「多分この疑似冥界の主の部屋だろうな……。多分一回入ったら戻れない。一旦加護をもう一回つけてもらって集合にしないか?」

「そうしよっか!」

僕たちは一旦各々の準備を整えるために別れた。

僕は一旦ゴブリンキングの元に向かい、部隊を貸してもらった。

「あとは加護の張り直しだな。シュリエルのところに行くか……」

その後、シュリエルのいる部屋でマイとすれ違った。

シュリエルは何かを隠しているようだった。

「どうした……?シュリエル。」

「今は知らない方がいいわよ。」

その後も何度かそれでも!と意地を張って聞いてみたが何も教えてくれなかった。

「まぁいいや。そろそろ戻るか……。」

僕は扉の前へと戻る。

「あ!ハルくんおかえり!」

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