転生先の世界
追放
「お前、
「しかもレア度低いのしか作れねぇしな。」
「ほんと。あの馬車の時以来作ってないよね。」
「しかも私はサポートとして戦闘中にちゃんと守ってるのに貴方は突っ立っでるだけじゃない……」
「ちょっ……ちょっと待てよ!戦わなくていいって言ったのは君たちだろ……!?約束が違うぞ!」
「私はそこにイライラしているのではない……。」そう言いながらリーダーがこっちに歩いてくる。
「お前のそのスキルのレア度の高い武器なんか作れない
無能だって……!?こっちは適応レベルも考えて作って渡してるのに……
「武器の適応レベルを考えて渡してたんですけど……」
「ナメてんのか!!」物凄い怒号がギルド内に響く。
周りにいた他の人の目線が全てこっちに吸い寄せられる。
「俺らがこんな星4武器までが適正っつーのか!おい!」
この人は何か勘違いをしている。
「武器というのはレア度が高いからと言って強いわけではありません。その人に一番合う武器こそが強い武器なのだと僕は考えてるので。」
それは前世でやっていたテニスで嫌というほど学んできた。いいブランドのラケットを使ったって合わなければ使いこなせない。それなら普通のラケットでも自分に合うものを使え。それが僕達のコーチの教えだった。学生の僕でもわかるのにそれがこの人達は分かってない。
「ナメた態度取りやがって……もういい!お前は解雇だ!!二度と俺の前に出てくるんじゃねぇ!次あったらボコボコにしてやる!覚悟しとけ!」
そう怒鳴り散らしてリーダーと元パーティーメンバーは出ていった。
「はぁ……物分かりが悪いと困るね……そのうち後悔するタイプだ……」
そうつぶやきながら僕は転移した日から今までにパーティーであったことを思い出しながら歩き出した……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます