心の置き場を探して…
2022年8月24日水曜日8時ちょうど。天気予報は曇りのち晴れ。
今年の8月も、あと1週間を残すところになりました。令和元年では8月28日に豪雨被災を受けているので、8月が終わるまでは気が抜けない部分はあります。
ただ、令和元年を含む5年という時間、余りにも色々な出来事が目まぐるしく起きて、それを必死に振り払い乗り越えようと我武者羅に生きてきたという印象があります。辛いことが遥かに大きかったのです。それを忘れたいという気持ちも大きかった…。
令和3年に再び、豪雨被災にあいました。令和元年を越える被害でした…。その前兆はあったんだと思います。その年の3月に、既に終わりしか見えなかった団体の長にされました。人のせいにはしたくないですが、誰もしようとしない中、団体の中で1番の年長であった事、まあ、こんな時期だから活動はないだろうし名前だけだからという話を信じて…。でも、結論は違いました…。そのまま、その団体を終わりにしても良かったのかも知れません…。その権限はもらっていたのですから…。
責任感というか、沢山の思い出が詰まっていた団体だったのです。子供の時に楽しかった場所…。それが消える…。そして、そこにも私が腐れ縁で最高に狂った悪友(20代の若さで他界した画家だった)との、楽しかった思い出が走馬灯のように浮かぶのです。
昔のようには戻れないかも知れない…でも、消したくはないという気持ちは正直、ありました。
私は持病持ちですが、小さいながらも5社の代表をしています。主夫もして介護も子育てもしています。我ながら異常な状況な立場にいると思います。
ですが、そんな状況であることさえ、団体の方は知る由はなく、普通のお父さんと同じ扱いで普通に団体の中で年長で誰もしたくないという理由で、その団体の長になるしか方法がありませんでした…。
ただでさえ増えてしまった仕事…。1日の睡眠時間を削るしか方法はありません。最低限でも全てを行う事ができませんでした。1日平均2時間。それが当時の私の睡眠時間です。ですがショートスリーパーな訳ではありません。2時間とは書いていますが、毎日、何度も何度も仕事中10分程度~の寝落ちを繰り返していました。実際は寝落ちで3時間か4時間はトータルでは寝てはいたと思います。
2週間に1度、持病の検診の為に半人間ドックみたいな検査を受けて、少しづつ悪化している体調を薬を増やす事で誤魔化すという状態です。40代で1日10種類もの薬を服用しているとも、団体の方は思っていなかったでしょう。ドクターストップが1年以上前からかかっている状態も知るわけもなく…。そんな状態の中で、その団体が終わり迎えようとした原因を全て潰しました。
多くの人から裏切られ、終わりを迎えようとした団体を、昔の楽しい思い出が詰まった団体にはも戻れなくても、存在だけは残したいと思ったのです。
そして、行動した事は今までの既成概念を全てぶち壊しました。そして、今の世情に合う状態に創造し直しました。最終的には、その団体は以前とは大分、組織内容は違いますが潰れる事はないようにしたのです。
もう1つ、鬱病に至った原因は、友人であり恩人だと思っていた人物からの裏切り行為でした。最終的に多額の借金の肩代わりをさせられ、起業して続いていた仕事のほぼ全てを失う結果になりました。取引先さんの多くにも、お詫びをしました。既に法人を設立した時点で、個人事業主で始めた仕事を1人で変わらずできるかと問われると「否」だったからです。会社をレールに乗せるまではと少しづつ、その仕事をお断りするようなり、そして、今は1つ残らず消えてしまいました。
会社の利益は会社に全部還元して、自分の生活は自分で稼ぐというのがポリシーでした。それも心と身体の病気で無理ができなくなり、会社内、今はグループ会社になってしまいましたが、そこででの現在、置かれている立場から考えれば、近いうちに全てどちらにしろお断りしないといけない程、スケジュール管理されるようになったからです。
個人事業主の時は、取引先から電話があり「困ってるから、今すぐ来て」と言われ、直ぐに行くというのが日常茶飯事だったのです。そう方々ばかりだったいうのもありますが…。今は同じ事を言われても、直ぐには来れません。スケジュール管理されているからです。1週間後や場合によっては1ヶ月以上先というのも普通になりました。
そう伝えると「困る」と言われます。当然ではありますが…。その「困る」も、普通に考えるとおかしな内容も多かったのも事実です。
1番分かりやすいのは「(会社の)インターネットが繋がらない。困ってるから直ぐに来てほしい」という内容だったりします。なるべく、電話で済ませたいので、ちゃんとケーブル繋がってますか?等、良くありがちな事を伝えるのですが、それでも「分からないから、直接来て、見てもらいたい」となります。そして、案の定、「ケーブルが外れてるだけとか、モデムの電源が外れているだけ」とかだったりします。5分あれば解決するのです。そして、その会社まで往復する時間が来るまで2時間。解決時間が5分。
請求書を出すと「(5分で終わってるから)高い」と言われてました。往復の交通費分にもならない金額です。逆に時間とお金を損してやってきて「高い」と言われるのは、ショックでした。
電話で済んだはすなのに、電話で分からないと言われたので来た。そして、解決したけど「高い」と言われる。意外と田舎の企業は多いです。
昔は良かったのかも知れません。ですが、やはりというか…このような世情になって、ドミノ倒しみたいに倒産されていかれました。解決策を尋ねて来られるので、答えても聞いてはいただけません。
人々の生活スタイルが大幅に変わった今、これからも、更に、このような会社は増えるのではないでしょうか…。
運よく、私が起こした会社はこの波を乗り越えています。少しづつ、本当にすこしづつですが大きな船になっています。それに比例するかのように、名前だけ船長の私の心の中は孤独になってしまいました。最初はとても寂しくて、誰かに縋りたかったです。
助けて欲しいと常に願っていました。そして、鬱病になりました。今は精神科医の先生曰く、大義でみれば鬱病ではあるものの、「仕事量や責任による適応障害」「仕事量や責任によるパニック障害」「仕事によるスマイル仮面症候群」「睡眠障害」「(個人的な欲が無くなった事による)拒食症状」と細分化されました。
ストレス因子などの理由ない鬱症状は、ほぼ寛解に近いそうです。全てが何かのストレス因子によって発症しているそうです。それが、主に我ながら異常な程らしい位の仕事量という事でした。
波があるので、1日のキャパ量は分かりませんが、何となくパニックになりそうな前兆がわかるので、それを目安にしています。
あとは孤独感…。心の置き場がないのです。安らげる心の場所がありません。家族もおりますが、それぞれお互いの道を歩んでいる…そんな感じです。「自分の存在は必要ではないのでは?」と考える事が多くなり精神面的にかなり危ない状態なんだろうな…とも思いつつ…。
そして、今はどうか?と尋ねれれば、良く分かりません。心の置き場が見つかった訳でもないですが…もう何も気にしなくなっている自分がいます。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます