令和3年の豪雨被災から1年…。そして、現在…。
2022年8月14日日曜日8時…。昨年のこの日、令和3年8月14日…令和元年に引き続き、2度目の佐賀県豪雨災害と呼ばれる数日間の始まりの日でした…。
滝の様に降り注ぐ雨と家の中に凄い勢いで迫る泥水。平家なので、兎に角、大切な物を出来るだけ、上に上げる作業をしながら、消防隊に連絡して来られるのを待ちました。
詳しくは「サガンパーV 」という、今は休載している作品に書いています。
「サガンパーV 」は当初は、ゆるやかほんわかなキャンピングカー製造会社を起こした主人公と仲間達が佐賀県内の観光地やキャンプ場を巡る物語でした。実際にキャンピングカーを作って、ロケハンみたいな事をして、少しばかり大袈裟に脚色して、読者の方に喜んでもらおうと思っていました。
最初は、それくらいの気持ちでした。
勿論、自分自身が被災をして、炊き出しキッチンカーの方に助けていただいたので、万が一の時は…恩返しのつもりもという考えも多少はあったのです。
ですが実際は「真実は小説より奇なり」という言葉が示す通り…。当初とは全く違う展開になりました。休載している1番の理由がそこです。
何度も何度も「サガンパー 」事業実現に立ち塞がる壁ばかり。「そんな事業なんてするな!」と何かしら見えない何かが邪魔している様にしか思えず、結局、「サガンパーV 」の主人公としてモデルにしていた親友であり恩人であった人物を失う事になりました。
そして、出資して下さると約束していた話もなくなり、私に残ったのは多額の借金…。
被災復興の足がかりとして考えた事業構想が、逆に足枷になりました。
ここまで来ると、何かしらの見えないチカラに邪魔されてるとしか思わざる得ない程でした。耐え忍んでいた心の器が壊れかけているのが自覚できました。そして、もう一つの出来事…。こちらは割愛しますが…身体を壊し心まで壊れてしまいました。
話は変わってしまうのですが、7月初旬にある方から、貴方は鬱病になって、認知力が歪んで攻撃的な言動をする様になった。鬱が治った時に、貴方が私にした攻撃的な言動を後悔する事になると指摘されました。
前のエッセイにも書いていましたが、感情の欠落や希薄になっているのは認めます。ですが、鬱病が寛解しても、その方がいう言動に対して後悔はしないでしょう。
その方は不特定多数が見るネット上に自分だけの価値観で苦言と自称される誹謗中傷をした。それに対して指摘した。自分には一切非はない、貴方が鬱で認知力が歪んで攻撃的な言動をしてるから、苦言したとの返事。その方は自分自身の価値観では良い事をした…正しい事をしたと認識してる訳です。
ただ、結果として、その方の正しい価値観で私も含めて、他にも何人も振り回して、多大な迷惑を被せた事実は消せません。
「サガンパー」の方も結局、似たような結果になりました。
主人公のモデルにしていた元友人は、全てを失いました。
家から追い出され家族も友人も失い…。ギリギリまで自分自身の価値観が正しいと抗っていましたが、今は住み込みの仕事をしているそうです。
そして、彼が何度となく私に対して「考えている事が分からない」と言い「無計画、もっと内容を練らないと」と言って、最終的に私に多額の借金を背負わせた事業は、そのロゴにつけた「V」の文字通り、彼が想像も出来なかった遥か先に存在しています。これから沢山の人を助ける為に日本中を活躍していくと思います。
一個人の欲を満たす訳ではなく、1人でも多く、人様のお役に立てればと考えていた事業…。その通りになりました。
私は人それぞれが持つ価値観が自分と違おうと、それはそれで構わないと思います。
ただ、違うからと言って、自分の価値観や思想が正しく、貴方は違うと否定し、力づくや無理に自分の価値観に染めようとする方々は嫌いです。
前述の方が言われた、攻撃的な言動だったとするなら、その方の価値観や思想の中では、攻撃的な言動だったのでしょう。でも、それは鬱病で認知力が歪んだからではないです。
人から嫌われたくないとばかり思い生き続けてきました。
ですが、どう頑張ろうと嫌う人は理由も分からないまま、嫌います。その人から嫌われなくなる様にと、ずっと我慢をしてきた自分がいました。
でも、どう頑張ろうと変わろうとしても、それは変わらないんです。
人のせいにしないで、自分自身を変えるべきだと言う方もいらっしゃいました。それもまた1つの答えですが絶対に正しいとも言えません。
自分自身を変えるという事は、以前の自分自身を否定する事にも繋がるからです。
私は問いたいです。以前の自分自身は本当に否定する程に本当にダメでしたか?と…。
人のせいにせず、自分のせいも、私個人の見解ですが、五十歩百歩、どちらも変わりません。
正解でもなく間違いでもない…。一つ分かるのは、どちらが楽かという事だけ。人のせいにして楽に思うか、自分のせいにして自分自身をかえた方が楽なのか…。
楽な方を進めば良い…答えはそれだけです。
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