プラウド
2022年4月19日の朝4時です。外気で頭が冷えて、頭痛がして目が覚めました。
兎に角、先ず、鬱病が悪化しました。結果的にはなりますが、今回も周りの人間関係の断捨離が続いています。それが発端の鬱病悪化です。
2大原因と言われていた自治会活動は置いて置くにしても、もう1つの原因である長年の友人からであり恩人だった人との別れ。20数年の親しくしてましたが、傲慢的な描き方ですが人間的に成長する事なく、口は素晴らしい事を言われるのですが、(家族をかえりみず、関係あるなしに関わらず公然とW不倫的な行為)素行にもやはり問題があったので、この別れは、どちらにしろあったんだと思います。そして、その友人や親類、加えて、関係者の方…。
第二段階は仕事関係で、立場を利用して無理難題や約束を守らなかった方々…。この方々も消えていきました。◯◯商店◯の方々等、保守的な考え方を持つ、平均年齢70オーバーの方々。まだ、佐賀県内では、この様な方が過去の栄光と権力を振り回して、昔の考えを強引にゴリ押ししてくるのです。
この2つの原因が消え少しずつ癒えたかと思った途端、4月になってやって来た第二段階。こちらも2大原因とセーフラインの境界線にあるグレーゾーンだったので、この部分まではさよならしなければ、元の木阿弥だったのでしょう。
これで大方、自分の心と身体を身を粉にして都合の良く利用してきた方々大半との縁切りが終わった事になります。
ただ、仕事関係の縁も切れた事にはなるので、不安はあります…。私の仕事の半分は前述の方々に関わる仕事。報酬もボランティア的だったり、逆に交通費さえも取れずにただ働きさせられ割には合いませんでしたが多少の収入はありましたので。
仕事量的には半分に減った。収入はほぼ変わらない。但し、鬱病というオマケと人間不信がもれなくついて来た今回の縁切り。正直、誰を信じて良いのか分からなくなっています。
そして、自分はどこに進めば良いのか…。志と覚悟まで決めた。ただ、その部分も誰かを信じないと1人では進めない大きな部分…。
そんな中、もう20年前に末期の胃癌で他界した超がつく程の腐れ縁だった画家をしていた悪友からの手紙が出てきました。
手紙自体は四半世紀前は過ぎた頃の物です。その悪友は色々な諸事情があり数年間、世界中を放浪していました。
手紙はその当時、彼が拠点にしていたニュージーランドからのエアメールです。
そこに書かれてあった文が偶然にも目につき久方ぶりに読み返した時、何とも言えない感情が浮かんできました。1人見知らぬ土地で、現地の方々との自然と共に暮らしている生活の様子や、楽しかった事、美しい風景、その中に散りばめられた故郷への想い…。
この手紙が来た当時は、2歳から実父母の代わりに育ててくれた祖父母の祖父がパーキンソン病になり、祖母と介護しながら、バイトして学費稼いで4大学に通っていた辛い時期でした。
介護とバイトで1日のエネルギーの大半が奪われて、学業は身に入らず、留年し本当に大学卒業できるのか…卒業しても、まともに仕事につけるのか……この時期も未来が全く見えず鬱病だったと思います。
今は亡き悪友も私も、それぞれに辛い時期での手紙。その中に、こういう文が書かれてあったんです。「君はまだ君の中にある素晴らしい個性に気づいていない。その個性に気づいたとき、君は僕にとって、最高にプラウドな親友になっている事だろう。そんな君に恥じない人間に僕もなりたい。」と…。その一文を何度も読み直す度に、今の自分は悪友にとって、全然、プラウドでないと思いました。
彼から直接に頼まれた訳ではないですが、彼が生前、何人か気にかけていた人物がいて、その1人が、鬱病になった原因の人物だったからです。ただ、その悪友自身も、件の彼に対して「頭を冷やせ」と縁切りした状態のままでした。今、こうやって、その悪友と同じく縁切りしたから、見えて来た事ですが、悪友自身がその言葉をかけて、縁切りした真意が分かりました。私もでしたが、悪友が今、生きていたとしても彼を変えるのは困難だったという事です。
ある意味、自分が置かれていた裕福な立場を当たり前の事だと勘違いして、物質的な欲に塗れてしまって、全てを失った時に自分の中に何が残るのかを想像せずに今の今まで目を背けている状態。本妻や子供さえもより大事だと公言し信奉していた人物の存在。
ここから完全に抜け出せず共依存、ある意味で考えれば洗脳されてる時点で、元奥さんや子供達でも、その人物と彼の間に入る隙もなかった。元奥さんや子供達でさえ、長年耐えて最後は「慰謝料も養育費もいらないから別れて下さい。顔も見たくありません」と諦めてしまった事を、私如きがどう変える事ができるでしょうか…。自分自身に対する傲慢にも程がありました。
他にも何人か気にかかっていた人がいましたが、私にはどうする事もできません。それぞれ、お互いの道を歩み、幸せになった人。縁切りした彼の様に悪化した人。彼が他界したときから時間が止まったままの人…。様々です。
私は悪友ではないので、彼なら違う方法で変えてたかも知れませんし、結局、私と変わらないままになっていたかもしれません。影響やキッカケは与える事は出来ますが、変わる変わらないを選択して実行に移すのは、それぞれ各人次第…。
これは私に対する私の言い訳なんでしょうか。悪友のプラウドという言葉から逃げ出す為の言い訳。どれか正しくて間違っているのか、それさえも分かりません。
プラウド…。未だ悪友の誇れる親友に成ってる気もせず、それどころか、もがき足掻き苦しんで、不安定な精神状態で、するべき事ややりたい事はあれども、また裏切られるのかと不安と恐怖心に際病んでる1人の鬱病人しか、ここには居ません。
★遠い場所にいる悪友へ
最高にプラウドな親友…。今は亡き天国か地獄か、どこにいるかは分からないけど、まだ、そこに私が行く前に、最高にプラウドな親友になって胸がはれる人物になる時間はまだあるかい?
鬱病を理由にしたくないけど、本当に頑張ろうというヤル気が出ないんだ。そして、生前に気にかけていた人を変えるつもりもない。それはただの傲慢だから。自分自身は変える事は出来ても、他人は頑張っても変えられない。それは分かるだろう?せいぜい力になりそうな事だけしか出来ないと思うよ。そこからは、それぞれ各人が解決する問題。何でも助けてもいけないのは、今の君なら良く分かってると思う。
それじゃあ、君にとって、最高にプラウドの親友になるには、この半生をどう生きたら良い?それを尋ねる自体、愚問なんだろうけど。
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