第4話 真冬のバイクは、めっちゃ寒いだろうな〜

 ……僕、免許ないんだけど……良いのかな? ……と言ったら、胸に妙な熱さを感じた。


 内ポケットに手を入れると……


 ……! なんと! 光る『運転免許証』が入っていた!


 ナメくんだったバイク? が、ちょっとクールな感じで『キューーン!』……と言った。

……これで乗れるのか?


 あっ! 悩んでいる暇はない。 僕はシートの部分に跨がり


「ナメくん!」 と叫んだ。


『キューン?』


「学校まで頼む!」


『キューーン!』


 ……ナメくんバイクのハンドル部分を握ると、頭が重くなり、視界が狭まった! 頭を触ると……ヘルメットだ! 僕は無意識に前傾姿勢になり、空気抵抗に備えた。


 「発進!」という掛け声と共に……バイクが……消えた。

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