第12話  王女救出


僕達が、王都に着いた時には反乱軍が、王都へ進行していた。もうすでに城内部に入られたかもしれない。

僕は皆んなより先に先行する事を伝え、王女の部屋と王のいる場所を聞いた。

反乱軍か、王国軍か、わからないまま邪魔する物は全て切り捨て走っていた。

王女の部屋の前に着くと女性の悲鳴が聞こえてきた。

侍女達は王女を庇い死んでいた。

また王女は、反乱軍の兵士に乱暴されそうになっていた。

僕は「おまえら何やってるんだよ」と叫んでいた。次々と兵士を斬りつけた。

布一枚纏っているくらいの姿で王女は身悶えながら泣いていた。

僕は近寄り手を差し伸べた。

王女はビックと硬直した。

怖い思いしたのだろう。

そうだ佳音の服があったはずだ。

服を渡しながら「もう大丈夫だよ」と声を掛けた。

「有り難う」と彼女は呟いた。

「僕は王様の所に行かなくてはいけない、君は服を着たら同じような服を着てる女の子を探すんだ。良いね」

「嫌だ、私も連れて」

布みたいな物が外れてしまった為慌てて後ろを向いた。

何故後ろ向いたのと顔したが、一糸纏わぬ姿に気づき慌てて服を着た。

「もう大丈夫、服を着ました。」

まぁ怖い思いして一人にはできないよなぁ

「わかった。でも僕の邪魔はしないでくれよ」

「覚悟はできています」

「そうか、流石王女だな泣いた烏が締まった(笑った)顔になったな。

王女を守りながら、王様の部屋に着くと!

流石一国の王、たかが兵士に引けを取らなかった。

「お父さま、お母さま」

「アドレット、早く行きなさい」

「お母さまを置いて行けないわ」

「アドレット、強く生きなさい貴方なら大丈夫」

「すまない。王よこの戦を止めるため、死んでくれ。」

僕は、妻と娘の前でひどいこと言ってるよな

最低だ。英雄は因果なものだよな。

王妃が王を捕まえた。

「私共々殺して下さい。アドレット、こんな母でごめんなさい。こんな王でも私が愛した夫です。夫の過ちは私も責任を取ります。

強く生きて、王女じゃなくても良いのよ。此れからは貴方の自由に生きなさい」

「イヤ、お母さまぁ〜」

「早くして下さい。王に殺される前に、愛する夫に殺される前にお願い」

「ごめん」

僕は泣きながら二人を斬った。

剣にはスキルが宿った。

ソウルイーター(魂を吸うもの)

慈愛の剣

だそうだ。

頭に話し掛けてきた

「このソウルイーターは、自分とは違う魂を食べると言われているよ。洗脳や憑依みたいなものを倒して、本人は無傷でいられるみたいだね。

慈愛の剣は慈愛で満ちた剣筋で斬った相手を幸福に満ちた愛で魂を浄化させるみたい。」

そうか!もっと早く此れがあれば助けられたかも知れなかったな。


佳音達が合流した。

「あぁ!私の服ぅ」

佳音を引きずって、「良いだろう、佳音が同じ立場だったらわかるだろう?」

「確かに、でも〜同じ服なのにどうして向こうの方が可愛いの!」

意味わからんしと思いながら。

王女をノーブルに引き渡した。

さて、皆んなは王女を守ってて、剣反乱軍抑えるよ。

「OK」

そして反乱軍を抑え戦争は終了した。

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