第5話  レッドドラゴン襲来

次の日の朝、僕達はギルドでクエストを確認していた。

Eランククラスはあるが、今の自分たちの受けるクエストはやはり、収集系しかない。

うーんと悩んでいると、大きな鐘の音が響いてきた。

どうしたんだろうと外に出て見ると、遠くから飛翔体が飛んでくるのが見えてきた。

レッドドラゴンと言うらしい。

冒険者もあまり居らず街にいる人達は避難をしていた。

ギルマスから僕達も逃げる様に言われた。

「空飛ぶ敵って初めてだよね、一度戦ってみる?」

「そうだね、空にいるドラゴンをどうやって地上に降ろすかだね」

「翼を狙うのが鉄板か?」

どうすればいいか考えていたら

佳音が「そういえば、見える範囲なら好きなところに眷属を移動できるスキル覚えたよ」

「そんな便利なスキルがあるの!」

「と言う事で、剣行きなさいよ。転移魔法テレポ

レッドドラゴンの上空に移動した。

剣はすかさず新しく覚えたスキルを発動

「連続剣」切り刻みながら背中に乗った。

ドラゴンのウロコが硬くなかなか耐力を削れない。

レッドドラゴンはいきなり現れた剣にびっくりした。

宙返りをして落とそうとした瞬間。

「デリ」背中で突然爆発が…

レッドドラゴンは焦った。突然現れ突然爆発意味がわからないまま唖然としていた時、また現れた。

「テレポ」

爆がレッドドラゴンの口の中に目掛けて、「アイスロック」

口の中に大きな氷の塊が突き刺さった。

爆は氷の上に乗りレッドドラゴンの目の前で更に「アイスロック」を連発していた時、

「デリ」

再度レッドドラゴンの目の前で爆発した。

堪らず、レッドドラゴンは地上に降りると、目の前には翼がきていた。

翼の剣がドラゴンの首を刎ねた。

その瞬間翼の剣が光った。

ドラゴンキラーのスキルが宿った。

翼はドラゴンスレイヤーの称号を得た。

Gランク冒険者がCランク以上で倒すドラゴンを倒してしまった。

街に戻ってみるとギルマスから、ギルドマスターの部屋に来るようにと言われた。

ギルドマスターの部屋に行くと、ギルマスから今回のレッドドラゴン討伐のお礼と報酬。

そして特別にギルドマスターの権限においてCランク昇進する事を聞いた。

「本来なら段階を置いて昇進するのだが、災い級のドラゴンを倒した事で十分にCランク相当の実力があると判断しました。これからは難易度の高いクエストやギルドからの個別依頼も受ける事になりますがよろしくお願いします。」

ランクが上がるのはいいが、テンポ速くない?と思いつつ部屋を後にした。

爆が佳音に怒っていた。

「まだ、攻撃魔法使用してたでしょう?何でデスマーチ撃つかな?連携って知ってる?」

「はぁあ?連携してたじゃん。剣の爆発から爆を転移口の中にアイスロック、顔の真ん前で爆発、それでも落ちなければ護や剣を転移連続デスマーチするつもりだったけど。私の中では貴方達を使った連携連続攻撃をしかけましたけどぉお‼︎ 何か」

「わかったよ。取り敢えず今何言っても意味が無い事だけはな」

翼の剣は炎属性の効果も手に入れていた。

あれ?この剣倒した相手の能力によってスキルを手に入れる事が出来るのか!?

凄いな、じゃ色々な魔物を倒すともっと強くなるってことか!

そういえば、成長する剣と言っていたが、そう言うことか。

と言うことは、鎧とかはどうなっているんだ。

ドラゴンシリーズに変わっている。

炎属性特化か、結構便利だなと考えていた。

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