5-57 死せる生殖
虹犬の神レメスが統べる世界は情愛に満たされている。
獣たちの咆哮は恋の競争に挑まんとする勇者たちの名乗り口上。
草木の躍動は愛の争奪に胸躍らせる翼と風たちによる舞踏会への招待状。
勝者は天にも昇る法悦を手にするが、落伍者は奈落へと失墜する。
勝利とは生者のもので、敗北とは敗者のもの。
それがあるがままの世の理だ。
だが、死人の森の女王が顕現し、シナモリアキラが転生紀人として成立してしまった第五階層では通常の死生観が通用しない。
生死は融け合い、冥府の中でさえ生命は祝福される。
あるはずのない『死せる生殖』さえも、この祝祭では成立する可能性があるのだ。
そして、後半戦に突入した選定レースはついにその異常性を露にしていく。
世界の変容と共に夢が時を動かしていく。
夢は夢のまま現実を浸食し、ありえない世界が成立した。
個々の悪夢を乗り越えた先にあったのは更なる悪夢。
すなわちレメスが創造した大乱交アニマルランド。
紀人の浄界では至る所で情交が行われ、その光景はひどく退廃的だ。
更には選手たちが精子になぞらえられたことで、選定のための試練は熾烈な生存競争へとその性質を変えつつあった。
朱色に染まった夢世界を抜けた精子たちは熾烈なデッドヒートを繰り広げ、『到達』することだけを至上の目的と定めてひたすらに加速する。
全ては、己の生を確定させるために。
そして、連綿と受け継がれてきた血脈を繋いでいくために。
世界の色彩は朱色から藍色へ、徐々に移り変わっていく。
その変化を目の当たりにしたハグレスは驚愕を通り越して呆けていた。
「並行矛盾史? まさか、この規模で分岐させるつもりなのか?! 馬鹿め、そんな力づくの史観を主流にできるとでも思っているのか!」
槍の英雄が慄く。眼前では、世界が『動物性愛をあらゆる価値観の頂点に置いた人類史』へと書き換えられつつあった。
現時点ではそれはレメスが展開している強力な浄界に過ぎない。
森羅万象の全てを書き換えるには至らず、せいぜいこの世界槍を中心とした文明圏に影響を与える程度だろう。
だが、もしこのまま救世主が降臨してしまえば、話は変わってくる。
「さてな。答えは三叉の槍が完成した時に分かるであろうさ」
「ダウザール、まさか矛盾史そのものに融血呪を? 暴挙だっ! 世界が滅茶苦茶になるぞ!」
「既に滅茶苦茶なのですよ、このような世界!!」
思念のみで答えるダウザールに槍を向けるハグレスは、しかしライラの『餓犬の軍勢』によって追い込まれていく。
何度も変身を繰り返し、幾つもの化身を繰り出すが地上における支配権を完全に確立したクロウサーに堕ちた神が叶うはずもない。
這う這うの体で逃げ出した少年神だが、追い込まれた先で待ち構えていたのは更なる悪夢だった。古い因縁で結ばれた『星見の塔』の魔女クレアノーズは獣たちが情愛を交わすただ中で、ひどく冷ややかに少年神を見下ろしている。
「盤面の破綻が目的か、クレアノーズ。そんなものが『塔』の総意だとでも?」
「まさか。星々が下す運命に近いお姉さま方と違って、私の意思はもっと俗っぽいの。ここにいるのは高みから遊戯盤を見下ろす小女神などではない。俗界の呪術師組織の中間管理職がいいところね。目的だってたかが知れている」
かつて槍神の対であった不死女神キュトスは、無数の欠片に引き裂かれた後もなお強大な女神としての権能を有している。
総体としてのキュトスの姉妹は天なる槍神と拮抗するだけの力をもった地母神だ。
彼女たちの頭脳である九姉評議会もまた、その視座は遥かな高みにある。
盤上遊戯を見下ろす『守護の九姉』に対して、『結界の六十二妹』は俗界に寄り添った視点で思考する。ハグレスにとって、クレアノーズは長く生きているだけの小娘でしかない。世界の均衡や長期的展望など考えず、衝動や執着に流される凡人。
「来訪者勢力のひとり勝ちにはさせたくないだけ。救世主というのは巨大利権よ。天から地へのおこぼれを狙うのはそんなにおかしなこと?」
徹底的な俗物の理屈。
だが、不死の女神らしい理屈ではない。
ハグレスにはわかる。
槍神教は、幾度となくこの女神と渡り合ってきた腐れ縁だ。五十九人もの妹たちを統括するクレアノーズは、そういう価値観では動いていない。
「そのために我々の選定計画に『末妹選定』などというナンセンスな儀式を重ねたと言うのか? 馬鹿げている」
「そう、馬鹿げている。なぜなら末妹選定というのはね、矮小化の儀式なのだから」
「なに?」
問い返すと、クレアノーズは心底から愉快そうにせせら哂った。
相手を嘲弄する時にだけ見せる美しさがこの女にはある。
『■■■■にもそういうところがあった』。
古い記憶が呼び起こされて、ハグレスはひどい不快感と愛おしさに苛まれた。
周囲の湿った喘ぎ声がひどく耳障りだった。
得てして情交とはそうしたのものだが。
「お前たち神々が黒幕ヅラで『世界の行く末がどうの』『救世主がどうの』なんて議論しながら練り上げた大切な計画を、私たちの可愛い末妹の誕生計画にすり替えてやったらさぞ面白いだろうなって思ったのよ。『救世主トリアイナは人類の可能性の終点である』が成立するなら、『救世主トリアイナは未知なる末妹でもある』だって成立するでしょう?」
「まさかお前、ただの嫌がらせで」
けらけらとわざとらしく笑いながら、魔女は滑稽な少年神を指差した。
その後で細い指先を自分の頭に向けてくるくると回し、ぱっと開く。
殺す。ハグレスは激怒を拡張し、『生意気な女すべてを躾ける必要がある』という意識に己の男性性を同調させた。クレアノーズへの憎悪が、全人類の半数に対する攻撃権へとすり替わる。少年神の攻撃性は槍と言う形になって具現化した。
「ようやく気付いたのね、間抜け。おかげで『塔』からも挑戦者を三枠捻じ込めた。盛り上がるのはこれから。まずは呪文の座。リーナだけしか見ようとしないお前たちが、この後どんな滑稽なリアクションをするのか楽しみね」
「もういい。まずはお前を制圧する。今度こそ『塔』を支配すれば、クロウサーへの反撃の足掛かりくらいにはなるだろうさ」
怒れるハグレスは即座に攻撃を開始した。
強力無比な高位呪術の連打。
無詠唱で放たれた呪術の束が拡散し、重なり合って瞬時に少年神にとって有利な戦場を作り上げていく。
『泥濘』によって呪力を生成、『鼓舞』で強化した『火無しの煙』を基点にして『炎上』で周囲一帯にに呪詛を拡散、即座に全方位から集中攻撃。爆炎が魔女を呑み込む。炎上呪詛の半数を攻撃に、残り半数を『災厄の槍』を発動させるための生贄として利用。極大の一撃を構えた状態に移行するまでが二手。そこで停止して追撃の手を緩める。
「起動せよ、連節骨槍ファラクランティア。第一頸椎から順に対抗呪文を構えて待機。第十二胸椎まで分離、並列で自動詠唱。基底仙骨から尾骨までの呪力循環を加速」
槍を振るう。死が広がる。交わる動物たちの世界が崩壊していく。
呪いに塗り潰された領域に、微かな違和感。
当たり前のように不死女神はそこで生きている。
「そこだな」
追撃しようとして手を止めた。
片手間で構築していたオルガンローデに何かを仕込まれている。
即座に空撃ちして解放。『炸撃』以下のオルガンローデが自壊して呪詛がハグレスに返ってくる。当然無傷。だがその動きは嘲笑が付け入る隙となった。
「間抜け。雑魚。その程度の術に失敗したの? ほらほら、はやく私を捕まえてごらんなさい? それともクロウサーがいないと何にもできないのかしら、ボウヤ?」
「躾けてやるよ、女」
呪力を生み続ける『泥濘』を追加。核となっている征服した下級神の怨嗟が風に紛れて消えていく。泥にまみれながら苦悶の表情を浮かべる少数眷属種たちの神を足蹴にして呪力を吸い取りながら、極彩色の光を流動させる槍状のエネルギー体を構築。
光槍を半身になって構えたままハグレスは動かない。『炎上』による連続攻撃は牽制のつもりだった。本命はそこからの『槍による征服神話』を成立させるというハグレスの勝ちパターン。だがスムーズに展開できてしまっているのが気に喰わない。
「拍子抜けだな。そんなに弱かったっけ?」
初手の『炎上』が思いのほか効いている。
クレアノーズからの反撃に切れ味がない。
警戒し、感覚を研ぎ澄ませる。
長命ゆえに何度も激突してきた。お互いに手の内を知り尽くしている。
だからクレアノーズの次の手は簡単に予想がつく。
くんくんと、少年神は鼻で大気に流れる呪力の残滓を嗅ぎ分けた。
香水呪術。この『嗅覚』と密接に関わる術はクレアノーズの得意技だった。
トップノートは微かなシトラスの香調。そこに混じった甘さとフローラルさは恐らく白薔薇が基調となっているが強くはない、中香というところだ。調和を重視した香り立ちは十中八九ティーベースのモダンローズ。わずかな柑橘風味は
「芸がない女だ。どこに逃げたかと思えば、次元移動とはな」
痕跡を辿って逃亡した魔女を追撃する。
神の権能による隣接異界への移動。やってきたのは箒レーサーたちが通り過ぎ、世界から注視されなくなった虫王の庭だ。
ハグレスは、そこに滞留していたはずの穢れが神秘的な香りによって遠ざけられていることに気付いた。これは上空に漂う瘴気混じりの空気を寄せ付けないための浄化作業だ。香水呪術での防護を行いながら浄界の展開準備をしていると見て間違いない。
無造作に光の槍を投擲する。偽装呪術が引き裂かれ、防護障壁の向こうで魔女が苦し紛れの呪具を展開している様が見えた。
「小細工だな。いくら僕が弱体化しているからってさ。七十一分の一でしかないお前が紀神である僕に勝てるはずないだろう!」
分割された女神では神には敵わない。
簡単な算数ができれば理解できるはずの理屈を、クレアノーズは無視して抵抗を続けた。
前に放り投げたのは複顔済みの水晶髑髏、身代わりとしては破格にも程がある骨董品。
続けて繰り出した呪具はフロントクロンの古代箒、沸騰する置時計、多次元渾天儀。
博物館にでも寄贈すべき古めかしい呪具を湯水のように投入して猛攻を凌ぐ杖使いは、数秒の時間を稼ぐためだけに浪費と蕩尽を繰り返す。
「イラつくなあっ! なんでわからないんだよ、意味がないだ、ろっ?!」
その大量の無駄の中に、わずかな毒を混ぜることも忘れずに。
刀身が胞子に塗れた片刃の剣と、柄尻から糸が伸びている振り子剣。
二振りの刃が、ハグレスの左右から迫りつつある。
片方は『毒牙』の呪術基盤を定着させた呪具だろうが、恐らくはキノコ人の呪術がベースになっているため『弾圧される少数者』の象徴としての側面が強い。
『征服する槍神』に対するカウンターだ。それは理解できる。
問題はもう片方の振り子剣だ。
過去に何度か使われたことがある。確か遠心力に従って振るわれるたび、刀身に刻まれた聖歌が槍神を称えるという呪文剣。神を称える言葉を歌いながら神を切り刻むのは愉快だろうという趣向だったはず。
だが今回、悪目立ちする趣味的呪術に隠した本命の仕掛けは『弧を描く軌跡』の方。
円を描くことで空間を仕切り、浄界の枠を定める動きだ。
浄界での対抗を誘われている。
ハグレスは相手の狙いを理解した。
「なるほどね」
クレアノーズのハグレスに対する勝ち筋は大きく分けて二つ。
神性零落による弱体化と、結界術による封印だ。
どちらも容易ではないが、成功率が高まる瞬間が皆無というわけではない。
それが浄界の発動時だ。
神による個我の発露は、宣名による名前掌握のリスク以上に存在の根幹を曝け出すという脆さを内包している。宣名と同じく基本的には『やった方が総合的には強い行動』ではあるのだが、それでも隙を突くことができないわけではない。
「過去にお前がそれを成功させたのは二回。第十二回目の聖戦と、第八期の魔女狩りで僕が消耗していた時だ。それも鈴国の横槍がなければ不発に終わっていた。数少ない成功体験に縋ったのか。幸運に縋るしかない弱者め」
封印者クレアノーズは結界術に精通した魔女として知られている。
聖俗の境界を切り分け、特定の空間領域に『区切り』を与える神秘の名付け。
広く知られている『塔』式の呪術の奥義、浄界の基礎を形作ったのは彼女に他ならない。
鮮血の贄により神の奇跡、天上の真理を『浄界』という名の結界術に貶め、矮小化する暴挙。それを体系化し、技術として普遍化させた功績は確かに偉大だろう。
窮まった技術ならば神にも届くと、魔女が驕るのも無理はない。
だが、愚かだ。
「二色の虹、双頭の川、蒼い孤島、対の聖堂、境界線を重ねて結べ」
魔女の詠唱が空を裂き、作り出された虹を手に世界を区切る。
結界を構築する手順それ自体が攻撃手段だった。
レメスやライラが得意とする空間を両断する斬撃は、それ自体が必殺の威力を持つ。
しかしクレアノーズにとってそれは副産物に過ぎない。
同じ呪術であっても、根本的な思想が異なれば辿り着く先は変化する。
「竜脳を裂く木製のメス、水晶液の未来点滴、トントロポロロンズのコーヒー、レイスを喚起するための鏡餅、荒野で外科手術を行うための四つの作法」
「神性零落の斬撃か。君も懲りないね。僕にそれは無意味だよ」
陳腐でナンセンスな詠唱を暴力で切って捨てる。
槍を振るう。結局のところ、小細工などそれだけで叩き潰せる程度のものだ。
「半端な神なら弱体化するかもしれないね。けれど僕は数多の異名を持つ偉大なる神だ。君が削り落としたのはほんの指先でしかない。それに、この局面で『ハグレス』の名だけを切り落とす意味はないと思うけどね。状況は何も変わってないよ?」
クレアノーズの呪いが槍神を穿ち、肉を抉り、存在を切り出す。
だが刻まれたのは小さな切り傷でしかない。
強大な神の力を削ぎ落し、弱体化させた上で自分にとって有利なフィールドを押し付けて勝利するという計画は、最初から破綻していた。
「お前の浄界など見飽きているよ! そのたびに炎天使や使徒玉座で圧し潰してやったというのに、学習しない女だ!」
「飽きる? いいえ、私はむしろ足りない。目に焼き付けてもまだ。もっと見ていたいと思うのよ。私が守るべき、『結界の六十二妹』を!!」
神に投擲した斬撃が弧を描いて魔女の手元に戻る。
そして、女の肉体から鮮血が飛び散った。
自傷。それが結界守護者クレアノーズの浄界を発動させる鍵だった。
神を『大いなるもの』たらしめる核心を切断し、あらゆる性質を分割する斬撃。
空間を隔てる線がひとつの円環として閉じた時、その内部は『神を貶める結界』となる。
クレアノーズの零落斬撃は敵対した神々を弱体化させることに特化した呪術だが、その本領は別にあった。
「あは、あはは、痛い、痛い痛い痛い、この血が、この痛みが、私にとっての法悦!」
「気持ち悪い女だ。普段はサディストぶっているくせに、マゾヒストでもあるんだから」
魔女は自分を抉る。自分を切り落とす。腕を、脚を、翼を、皮を割いて肉を引きずり出し、鮮血と共に骨を砕く。
臓腑を千切り、頭蓋を割り、脳と眼球を引きずり出す。
クレアノーズはクレアノーズを抉り続けて、その中身全てを排出した。
残ったのはがらんどう。
空っぽになった、魔女の残骸。
少年神は嫌悪を込めて空虚な魔女に吐き捨てた。
「毎度のことだけど、その戦い方ほんとうにみっともないよ、空虚大公」
虚ろな抜け殻となった魔女の周囲で、分割された女神の欠片が蠢き始める。
それは膨張し、変形し、見えない手でこねくり回される粘土のように手足を伸ばす。
それは死せる血肉でしかない。だが、不死女神の死せる血肉には意味がある。
その神話的な意味は、この世界で最も有名な魔女たちの起源神話だ。
「不死なる女神を引き裂いて貶める。キュトスの再演はそんなに楽しいかい?」
「愛おしいの。私はね、全ての妹たちを愛している」
抜け殻が、空虚な口で情愛を語った。
神を讃える頌歌のように、幾重にも重なる詠唱が響く。
それは女神たちが生まれる瞬間の産声だ。
この浄界は地母神キュトスから分かたれた小女神たち、その縮小再生産。
それは不死なる魔女の軍勢。姉妹たちの浄界。女神たちの化身。
その名を『結界の六十二妹』。
クレアノーズを含む全ての『妹』たちを再現する『化身』の大量構築術。
不死性と多様性を併せ持つ、数と質を兼ねた暴力。
トリシューラがシナモリアキラに与えた義肢、ウィッチオーダーの発想の原型だ。
「キュトスの魔女たちの中でも最弱の浄界。全員分の下位互換か。相変わらずゴミだな」
「さあ、泥仕合を始めましょうか」
無数の小女神たちを複製しながら、空虚大公が魔女の軍勢を統率する。
強大な神の暴威に抗うための、不死者たちのしぶとい抵抗が始まったのだ。
その様子を、カメラを搭載した監視ドローンがじっと見つめている。
師を前に居住まいを正す生徒のように。
無機質で貪欲な二つのまなざしが、学習を続行する。
この戦場の主役は、見学者なのだという事実を示すように。
ドローンの上に、ちょこんと二頭身のちびキャラたちが座り込んでいた。
ちびシューラとちびアキラ。
転生都市を統治する女王と王である二人は、真剣な表情で戦場を見守りつつ、並行して何かを行っていた。
粘土だ。
魔女と使い魔は、二人で一緒に粘土を捏ねていた。
形作ろうとしているのは、二人と同じような小さなヒトガタ。
二人が見ているのが神々の戦場であることを踏まえると、あるいはそれは大いなる存在を模した、
獣たちが交わる愛の世界から離れ、死によって生まれ出ずる不死女神たちの世界で生まれつつある神の似姿。
その意味に、ハグレスはまだ気付いていない。
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