　電灯の灯りで、子どもの様子がはっきりと見えてきた。

　俺は、目ん玉が飛び出るかと思ったね。

　ついでに、心臓も口から飛び出しそうだった。

　目の前にいたのは、全身銀のピタピタスーツの人⁉

「ほぇっ！　宇宙人??　えっ？　仮装？」

　と、すっとんきょうな声をあげてしまった。

　そいつが、両手を挙げた。

「えっ？　俺、未確認飛行物体に連れて行かれるの？」

　腰を抜かしている俺の耳に聞こえてきたのは

「ハ……ナ……ウ……コ」

　という訳の分からない言葉だった。

　その後の記憶はない。

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