34人目 甘い匂いに誘われて~
遅くなってごめんなさい!!
モチベも上がらずネタも浮かび上がらなくてずっと絵をかいてたりしかしてなくて…
なんか頭にポンっと思いついたので書いていきたいと思います。
ではっ!!
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最近引っ越そうかなと思う。
別にめちゃめちゃに引っ越したいわけじゃあないけど…部屋が最近おんぼろになってきたし…お金にも余裕ができ始めたから…ということなんだがどうしようかで本当に迷っている。
まぁこういう時は毎回相談に乗ってくれる花屋の女性店員さんに相談しに行こう。
その人は本当に親切で…相談だけじゃなくて愚痴も聞いてくれる優しい人だ。
初めて入ってどの花がいいかなと悩んでた時も一緒に考えてくれて…本当にありがたい限りだ…
まぁそうしてお気に入りの花屋についたわけなんですよ。
「あ!!いらっしゃいませぇ!」
「あ、弥雛さん!!…こんにちは!」
彼女は僕を見るとすぐにこっちに来ると
「今回はどのようなご用件で?…相談ならあちらで!!」
彼女は『Staff only」とかかれた扉を指さした。
「本当にすみませんねぇ…なんか特別扱いさせていただいている気がしてなんか申し訳なく感じますね…」
「いえいえぇ~…私も好きでやってるので大丈夫ですよぉ~」
「そうですか?…本当にありがとうございます~今日は相談で~」
そういうと彼女は嬉しそうに
「わかりました!!なら店の看板変えてきますね!!」
そうしてスキップして店の外に出ていった。
…彼女なんであんなに嬉しそうなんだろう…何かいいことあったのかな?
そうしてバイトをしない僕が入る機会が全くない「Staff only」の部屋の中に入る。
すこしワクワクしたけど…けど…なんかあれだね…学校の生徒会室みたい…
でもさすがは花屋…綺麗な花が装飾されてて…しかもいい匂い…
とりあえずは椅子に座る。
「今日はどんなことで?」
「最近引っ越しをしようかなと…でも僕花が好きなので…綺麗な花が見えるところがいいかなぁって…どこかご存じなところ知りませんか?」
そういうと彼女の顔は一瞬だけ硬直したような気がした。
「え…えっと…ここら辺はだめなんですか?」
「ここら辺家賃とか高いので…きついんですよね…」
そういうと
「そ、そうですか…えっと…少し考えるためにお花変えてきてもいいですか?」
おぉ…結構真剣そう…
「わかりましたぁ…」
そういうと彼女は「ありがとうございます」といって部屋を出ると少ししたらまた中にはいいてきた。
「これは?」
そこにあるのは花が好きな僕でも見たことがない綺麗な花だった。
「これはクラリアジンという私が品種改良して作った花なんです…綺麗でしょう?」
僕はその花に顔を寄せて匂いを嗅ぐ。
「あぁ…綺麗でいい匂いですね…やっぱり作るのも時間がかかって?」
「そうですねぇ…」
そんなこんなで雑談を交えながら相談に乗ってくれる。
でもきつかったのはあの花いい匂いなんだけどすごく眠くなる…
「大丈夫ですか?」
「ひぃ…ひぃえ…だいじょうふれふ…」
今までに体験したことがないほど強い睡魔だ…
「す、少し横になりますか?」
「そ、そう…ですね…」
そうして僕は横になった。
横になった時に頭のところがすげえ柔らかかった気がしたけど気のせいだと思う。
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「んんっ…」
目が覚める。
「ここは…どこ?」
周りを見ると見知らぬ部屋だった。
「起きました?」
そこには弥雛さんがいた。
「や、弥雛さん?」
「どうですか?…私の一押しの部屋はここがいいと思います。」
え?…と思うと同時に体が動かないことに気づいた。
「な、なにを?…か、体が!?」
「花…お好きですよね?」
雰囲気が一気に変わった。
彼女の声は一気に暗くなった。
「気づきませんでした?…あの花の匂い…あれ睡眠草の匂いですよ?…あんなの花でもありません…でもあなたは気づけなかった…あなたは変わってしまいましたね…だから私から離れてしまう……駄目ですよ…あなたはどんどんおかしくなってしまう…私から離れるべきではありません…だから…あなたを治療しないと…」
そういって彼女は手に花を持つと近づいてくる。
「な、なにをする気だ?!」
恐れている僕を無視して手に持っている花を僕の顔に近づける。
「んっ…あぁ…」
匂いを嗅いでしまう…すると頭がぼぉっとなっていく。
「あなたは私の言うことには絶対服従です…いいね?」
「は…い…」
「あなたは私に触れられると今までに感じたことないほど気持ちよくなります。」
「なり…ます……」
「私が手をたたくとこの状態になります…そしてもう一回手をたたくと正気に戻ります…良いですね?」
「は…い…」
彼女はそうして手をたたく。
「はう…」
頭がはっきりしてくる…すると目の前には彼女がいた。
「なでなでぇ~」
「はぁう?!」
彼女に触れられたとき…一瞬意識が飛んでいきそうになった…な、なんだ…あれは…
「気持ちよかった?…もっとやってあげる❤」
そうしてどんどん撫でられる。
「あぁああう…や、やめ…」
「止めてほしい?…なら勝負しよ?」
「しょ…勝負?…ひやっ…」
この体が快楽に包まれながらどうにかこうにか逃げ出そうと必死に頭を回転させる。
「これから5分間私にされるがままにされて自我を保てたらその拘束を解いてあげる…約束。」
悩んだがNOと言ったらずっとこのままだろう…なら受けるしかない。
「あ、あぁ…はぅっ!」
「じゃあ…がんばってね❤」
~1分後~
「あぅう…ま、まだぁ…」
「まぁそうだよねぇ…」
~2分後~
「ら…あぁ…ま…まじゃ…」
「頑張って❤なでなで❤」
~3分後~
「らぁ…まだぁ…りけらぁあ…」
「すごいわねぇ…ふぁいとぉ!」
~5分後~
「らぁ…らだ…?…」
「あら…もう5分…もっと撫でてあげたかったなあ…」
「お、終わった…」
「約束だし…拘束解いてあげる…ちぇー」
そういって拘束が解除される。
この少しでも気を抜いたら壊れてしまいそうな意識でここから逃げようとする…すると…
ぱん!
彼女の手から乾いた音がする。
すると頭がさっきみたいにぼぉっとなる。
「もっと…遊ぼうね❤」
「は…い…あぅう…」
ぱんっ!
「あぅ!?…な、なんで?!あうっ…」
「なでなでぇ…」
彼女の手を振りほどいて逃げようとする。
パン!
「あっ……」
「おーいで❤」
「……」
そういって身体は彼女の方に行く。
ぱん!!
「え?!…なんで?!」
「なでなで~」
「あぁあ…らめて…」
ぱん!
「あぅ…」
「ぎゅぅう~」
「ひぅう…」
ぱん!!
「………」
もう頭がめちゃくちゃになっていた…次々に変わっていく意識…抗えなくなっていく快感…自分が何をしようと…何だったのかも忘れてしまいそう…
「ねぇ…こっちにおいで…」
「はい…」
「ふふふ…催眠状態じゃないのに…あはは…堕ちたかな?…あはは…あははははは…手に入れちゃった…あはっ❤…あはははははははははははははははははははは…ちゅっ❤」
「んっ…」
彼女は獲物を定めた獣…逃げなければ二度と自由などない…でも…抗うことなどできない…
だって…体が彼女を欲して仕方ないからだ…
僕のすべては彼女を許してしまった。
「私の家で暮らそう❤…ずっと…ずぅっと…死ぬまでさ」
「う…ん…」
「誓いにさ…私のすべてを…食らってよ」
彼女にそういわれた瞬間…体はそのまま彼女を貪っていった。
もうこの沼から抜けることはできない。
僕はもうウツボカズラに誘われた昆虫なのかもしれない。
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「んんっ…」
目が覚める
「おはよう…あなた❤」
「あぁ…おはよ❤」
とても心地のいい朝だ。
こうして彼女をずっと見られるなんて…
「あなたにこれあげる」
彼女が渡した花瓶の中に入っている花は一般的な花とは違った一風変わった花だった。
「これはね…イカリソウ…花言葉は…」
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はいっ!!
花言葉は調べてみてください!!
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