24人目 逃げた結果 part①

最初らへんは設定の説明だと思ってください…


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隣の国と戦うらしい。


それを聞いたのは当日の朝だった。


最近争いごとが多すぎて体がボロボロになっていた。


もう仕事も多いはお金はたいして出ないわでもう散々だ。


「ラック…お前の気持ちもわかるよ…だがこの国の戦力はお前で持っている…だからお前は出ないといけないんだよ…俺も出るから頑張ろうぜ!」


こいつはリーク…俺の親友だ。


「あぁ…しかし隣国と戦うって…どういうことだ?…気でも狂ったのか?」


「俺も同感だ…今の状況で勝てるなんて思えない…どういうことなんだろう…」


二人でいろいろと話しているとき


「出発するぞ…はぁ…」


リーダーが出発することを知らせに来た…がやっぱりリーダーも大変なんだろう。


「リーダー…あんまり乗り気ではないですよね...」


「そうなんだよ…どうしたらあそこに攻め入るかなぁ…あの王子もバカだよ…」


そんなことを話しながら馬車は進む。


着いたらもう夜だ…やる気はどんどん減っていく。


「俺降参したいな…」


俺はボソッと口に出る。


「お、お前…まぁ…気持ちはわかるが…まぁ」


二人はびっくりしていたがすぐに納得していた。


ここでなぜ戦いたくないかを説明しよう。


隣国であるイシュラド国はとても戦力が高く万全な状態じゃないと勝てるわけがない。


かつ争う理由どない。


あそこはむやみやたらに戦おうという意思はなく平和の国として知られている。


まぁ…そういうことだ。


「はぁ…もう嫌だな…」


そうつぶやくとイシュラド国に着く。


案の定夜に着いた。


「…争いたくないな」


「そうだな…」


いろんな兵も馬車から出たがらなかった。


すると


「貴様ら!!何奴!!」


イシュラド国の兵士が来た。


「あぁ…これで戦わなくていいんだ…」


みんなは安堵の空気に包まれた。


もうだめなのかもしれないな…ここは


「え、ちょっ…な、なにお前ら…」


イシュラド国の兵士はとてもびっくりしていた。


「ど、どうした?…ってお前らは!」


もうひとり来たようだ。


「…お願いだ…助けてくれ…」


リーダーが懇願する。


「ど、どういうことだ?」


「俺の国はお前の国に争いをぶっかけようとしている…だが俺は勝てないし無駄だっと思っている…だが俺の国の国王はバカだ…だから俺たちはここに逃げてきたんだ…つかまっててもいい…助けてくれ!」


みんなの願いをリーダーは代弁する。


「な、なるほど…お、おい…リフィを呼んで来い!」


そうして俺たちはいろいろな取り調べを受けた。


どうやら俺たちの疑いはなくなってここに住めるようになったらしい。


そしてここの兵団に入れるようになった。


みんなは喜んでいた…あの地獄から解放されて…


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「せ、先輩…よろしくお願いいたします!」


とりあえず先輩にあたる人に次々に声をかけている。


「さ、最強の戦士に先輩呼ばわりか…なんかすげえな…まぁ先輩だとしても教えてもらうことは多くなるはずだからよろしくな。」


「は、はい!」


とても暖かい感じで俺以外のメンバーも馴染めていた。


「さてもう夜も遅い…いったん家に帰れ。」


「「「「「はい!」」」」」


そうして用意された家に戻る。


もらったカギを開け入ると。


「あぁ…お前か…あたったのは…」


先輩のミラさんがいた。


「え?」


びっくりして素っ頓狂な声が出た。


「まぁ驚くわな…まぁ入れ入れ。」


「は、はい…」


そういって中に入る。


「まぁつらかったろう…とりあえずいろいろと話すか。私たちの仲じゃないか…」


出会ってまだ10分しか経っていないんですが…


「は、はぁ…」


とりあえずテーブルに座って今日あったことやあの国の実態を話すと。


「なるほどな…いくら最強とは言えどそりゃああきらめたくなるな…」


彼女は何か納得したようにしていた。


「まぁ僕も先輩みたいな人に出会えて…本当によかったです…ずっと戦ってきたばかりで…」


「そうだな…頑張ったと思うぞ…まぁ飯でも食うか。」


そういって先輩の作ったご飯を食べる。


「美味しい…」


このシチューは本当に僕好みの優しい味がした。


「そうだろう?…私の十八番なんだから!」


そういってほかのご飯を食べる。


先輩はとても幸せそうに僕を見ていた。


「せ、先輩?…僕の顔に何かついてますか?」


「あ、あぁ…ただ本当にあの最強の戦士がお前なのかと......ただの可愛い人...」


「え?」


最後らへんは聞き取れなかった。


「まぁ…お酒でも飲もうぜ」


「あ、僕下戸なんですけど…」


「まぁ少しだけだよ!」


「一口だけですよ…」


そういって一口だけ飲んだ。


「はぅ…」


一瞬にして頭がぽっかぁ…ってなった。


「せんはぁい…もっとぉ」


ろれつが回らなくなった。


「お、おぉ…可愛いな…」


「せんぱぁい…なにいってるんでしゅかぁ?」


そういうと先輩に抱き着かれた。


「可愛いな!!お前…大好きだわ!!」


告白…なのか?


でも今の僕には関係なかった。


「先輩の匂ひいいにおーい…この匂いしゅきー!!」


もう幼児化していた。


「じゃあ一緒にベットに行こうか…」


そういわれてから記憶はない。


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「...っつう…頭いてえ…」


二日酔いで目が覚める…やっぱり二度と酒なんて飲まねえ…そう決めた。


そして目覚めるとベットだった。


なんか暖かくて柔らかい抱き布団があるなと思ったら先輩だった。


しかも…そ、その…服は…その…察してくれ。


「せ、先輩?!」


「あ、あぁ…起きたのか…」


先輩はとても幸せそうにしていた。


「起きてたのかって…」


「昨日のお前…最高だったな…独り占めにしたいくらいだ…」


そういって抱き着かれる…


「ひぅ?!」


「なぁ…私と結婚しようぜ…」


耳元で囁かれる。


「で、でも…」


「断るの?…だったらこの写真を…」


そういって見せてきたのは僕と先輩がベットで裸になっている写真だった。


「え?…は?」


もう頭が真っ白だった。


「ねぇ…私と…結婚…しよ?」


「は、はい…」


断れなかった。


「やった!!…なら今日はお仕事休もうか!」


そういって彼女は電話をもって何か伝えている。


「そうそう…そうなの!!で、そう!話わかってるじゃーん!!じゃあね!」


そういって彼女は電話を終えると


「じゃあ…シよっか❤」


そこからは言いなりだった。


ただ一つ言えることはこの快楽には逆らえない…ということだ。


「ねぇ…私のこと好き?」


彼女は耳元で囁く。


「ひゃい…」


「ふふふ…相思相愛だね…ダーリン❤」


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part2もお楽しみに!

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