22人目 一緒に壊れよっか❤


あのぉ...今回は2000文字でお願いします…ネタがないぃ…


あと今回はやられっぱなしです。


だから最初らへんには特に力を入れないことをご了承ください。


ではっ!

___________________________________


最近僕のクラスの一人の女の子が行方不明になった。


涼音という女の子でとてもかわいくて誰からも好かれていた。


でも最近あまり人と話していないことからいじめで自殺だとか誘拐だとか様々な考察が飛び交っていた。


そんな教室の中僕はずっと参考書を見ていた。


その子は僕の幼馴染だが最近はあまり話さなくなった。


それと同時に話しに行くことを自らしなくなった。


だから少しずつ距離が離れていく。


心配はしている。


でも自分が関わることではないと思っている。


だって僕が関わってもどうしようもないと思っていたからだ。


そうして彼女が行方不明になっても学校に行って帰って寝てを繰り返しているとある日…


「さよーなら…気を付けて帰るんだぞー」


帰りの回が終わって教室を出る。


下駄箱で靴に着替えて帰路に就く。


普通の帰り道…でも今日だけはいつもと違う感じがした。


(誰かに見られている?)


後ろからずっと視線を感じる。


後ろを見ても誰もいない…


そして家が見えようとしたとき…


「ねぇ…」


そんな声が後ろからした。


でもその声には聞き覚えがあった。


「ん?」


でもそのまま振り返る。


するとそこには


「お久しぶり…竜真たつま


そこには行方不明だった涼音がいた。


「す、涼音!」


「元気だった?…竜真?」


彼女は元気そうだった。


「げ、元気だけど…お前は大丈夫だったのか?」


「大丈夫だよ…いろいろあっただけ」


「そ、そうならよかった…じゃあ明日から学校来れるのか?」


「いや?…私とあなたはこれから学校なんて行かないよ」


「は?」


彼女の言っていることがわからない。


すると突然…


「んん!?」


急にキスをされた。


しかも彼女の口から何かが入ってきた。


「んん!!…ん...ん......」


彼女の口から入ってきた何かを飲み込むと急に眠気がやってきて有無を言わずにそのまま意識がシャットダウンした。


「あはっ…やっと…君を向かい入れる準備ができたよ…これからも一緒だね❤」


______________________________________


「ん…」


意識が戻ってくる。


でも気だるさが体をくるくると回っていて動けない。


まるで重たいものに押されているように…


そして辺りを見渡す…


「あれ?」


ここは見覚えがある。


涼音の部屋だ。


涼音のあのふんわりとしていて…でも爽やかなあの匂いを感じる。


「懐かしい…」


最後にここに来たのは2~3年前くらいだろう。


「起きた?」


ドアが開くと涼音が入ってくる。


「私ね…寂しかったんだ…竜真が前みたいに遊んでくれなくて…私嫌われちゃったのかなって…つらかった…」


彼女はとてもつらそうに言う。


「でもね…?私気づいちゃったの…君を閉じ込めておけばずっと…ずぅっと私と遊んでもらえる…私しか見れなくなる…」


彼女の顔は一気に悪魔のような顔になる。


狂っている…化け物みたいだ…


恐怖で何も言えない。


「あとね…私…竜真を見てると体がぞくぞくして…幸せなの…そして気づいたの…私って竜真のことがだぁいすきなんだ…って。」


彼女は手を顔に当て愛おしいようにこちらを見る。


「だからさ…私の一生のお願い…君を私に頂戴❤」


そういって彼女は僕に注射を打つ。


「はぅ...」


頭が動かなくなりそうだ…


「や、やめろ…」


「止めろ?…なんで?…なんで...なんでよ...私がこれほど愛してるっていうのに…許せない…ユルセナイ…ユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイユルセナイ」


もう壊れていると思った。


完全に力が入らなくなった今、ただ彼女を見ることだけしかできなかった。


「あははははは…」


彼女は急に笑い出す。


すると僕にまたがるように乗る。


「ねぇ!!」


僕の顔を殴る。


「どうして私のことを愛してくれないの?…どうして?…ねぇ…どうして!?」


そうして顔を殴る。


「ご…ごめ…」


「どうしてなの?…どうして!!」


その声は槍のように鋭くて、何かに憑りつかれているように感じられた。


「…でもさ…私みたいになったらそんなこと起きなくなるよ…一生私と暮らそう?…そうしたら私のことだけしか考えられなくなるよ。」


そうして僕が外に出れることはなかった。


______________________________________


高野 竜真という少年が行方不明になってもう5年。


世間はもう彼のことなんて忘れていた。


「ねぇ…竜真…私のこと好き?」


「もちろんだよ…涼音❤」


彼らはお互いの手首に手錠をして抱き合っていた。


「はぁ…幸せ…」


彼らの瞳からは光は消えていた。


誰にも見られず二人の世界がそこにはあった。


「ずっと愛してるよ…マイダーリン❤」


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