16人目 愛の監禁
「へいおにーさん!…私とお茶していかない?」
軽く外の空気を吸いたくなったからぶらぶらと街を歩いていると…大学生?くらいの女の人に逆ナンってのをされた。
「え…俺?」
こういう時の対応が分からないからとぼけながら言うと…
「そうだよお…お兄さん以外誰がいるっていうの?」
辺りを見回しても誰もいない…おぉある意味すげえな…
まぁ別に今は何かあるわけでもないし暇だったから逆ナンに乗ってあげることにした。
「まぁ…何もないし良いかな…」
「ありがと!!…かかった…」
「ん?」
彼女は最後に何か言ったが聞き取れなかった。
「い、いや?…お茶どこでしようかなって…」
「決めてないの?」
「まぁあるっちゃあるけど…」
「そこでいいんじゃない?」
「そうする?」
初めて会った割にはまぁ…話しやすい人だ。
そんなこんなで彼女の後ろについていくと…
「へい!あんさんたち?…ちぃと俺に付き合わない?…まぁそこの男はいらないかな…」
あぁ…なんか似たものがまた来たよ…めんどくさいな…と思っていると
「やめてよ!!」
男は彼女を強引に抱き着こうとした。
それはいけないと思って…
「おりゃー」
やる気のない声を出しながら男の顔に足蹴りを食らわせた…やべぇ…最近柔軟してないから足の付け根が痛い…
「あぐっ…」
男はなんか雑魚キャラみたいな声を上げると「お、覚えてろよ!」と言いそのまま逃げだしてった…本当に雑魚キャラを表したもんだな…
「あ、ありがとう…」
彼女は顔を赤くしていた…大丈夫かな…
「大丈夫?…どこか怪我でもした?」
そういって彼女をじっとみると…
「ひゃうぅ…」
そういって彼女は僕に抱き着いてきた…
「怖かったよぉ…」
おぉ…こりゃあどうすればいいんだ?…とりあえずなんか言っておくか…
「大丈夫?…お姫様抱っこでもしようか?」
軽い気持ちでそういうと…
「うん…お願い…」
ってオッケーされた…え?オッケーされた?マジで?
「ま、マジですかい…」
ま、まぁ…誰もいないし…
「いくよ…」
「きゃっ…わ、わぁ…」
彼女は軽いからお米を持ち上げるような感覚で持ち上げられた。
「かっこいい…」
「どーも…というかどこまで?」
「あそこの家までお願いします❤」
あそこの家までって…彼女は俺を家に入れさせようとしてるの?!…さっき危ない男を見たばっかでしょが…
「は、はぁ」
そういって彼女をお姫様抱っこしながら彼女の家?にまで運ぶ…この表現正しいのか?
「どうぞ…」
そういって紳士のようにおろしてあげる…ひゅうぅ…彼女は僕のことすごいかっこいいなって思ってるのかな?
彼はまだ知らない…彼女はもう誰も手に負えられないほど狂い始めたのを…
「は、はいって…」
「えっ?」
「さっきのお礼したいから…」
彼女は何かを抑えているような感じだったが聞くのはよくないだろう…
多分断っても「入って!」「嫌だ」の言い合いになるだけだろうし入ろうかと思う…べ、別に入りたかったわけじゃないぞい?
「し、失礼します…」
そういって室内に入る。
「おぉ…」
そこは綺麗で第一印象は住みやすそうだった。
「どう?…よさげでしょ?」
彼女はそういうといそいそとコーヒーを出す。
「はいコーヒー…まぁいろいろと話したいことはあるけどまぁ飲んでみて…私のお気に入り。」
置かれたコーヒーからは苦そうな匂いがほのかに香るがその中にほんのちょっとの甘さが感じ取れる…彼女凄いな……
「ありがとう」
そういって一口飲む…あぁおいしい。
口に広がるこの感じさっきまでの疲れをいやすこの感じがたまらない。
「おいしいね…」
感想を言うとだんだん視界がぼやけてきた。
「あ…れ……?」
そういうと彼女の方に倒れこんだ。
「ふふふ…可愛い…さっきまでのカッコ良さとは違うこの感じも好き❤」
そういって彼女は倒れた彼にキスをしたり指を舐めたり彼女の指を彼の口の中に入れたりした。
「はぁ…最高……欲しい…彼が欲しい!!」
彼女の眼はさっきまでの眼とは違い何かにとりつかれたのかように濁っていった。
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「んンっ…」
気づくと監獄のようなところにいた。
何もない…あるのは扉だけ…
誰もいない…さっきの女の人はどこに行ったんだ?
「助けて!!」
叫んでも自分の声が部屋に響きだけで何にも起きない。
とりあえずはいろいろと考えてみるか…
《一時間後》
誰も来ない…
何もない…
あぁ…つらい…
孤独が体を苛む…
誰か…誰か来てくれよ…
《4時間後》
あぁぁぁ…つらいつらいつらい……
何にもないこの部屋は俺にとっては苦痛でしかない…
助けて…助けて…
いくら願っても誰も来ない…
「助けて…」
そういうと頬に涙が伝うのを感じた。
《10時間後》
………
あはははははははは…だめだ…自分が自分じゃない感覚…もうだめだなあはは…
壁のシミを見つめていると壁が自分を呼んでいるように見える…たすけてよ
《??時間後》
助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて
《1日後》
おなかが減った…でも何も食べたくない…
もうぼけぇとしている僕のところに誰かが来た。
「あはは…つらそう…頑張ったねぇ…大丈夫だよ…私が付いてるからね…」
頭を撫でられる…久々の人の温かを感じる…幸せ…
「あら…涙まで流しちゃって…大丈夫だよ…私はもうどこにもいかないから…」
彼女の言葉は心に染み入るようだ…ボロボロでなくなりかけていた心を修復してくれる…
彼女が今の支えなのかもしれない…
「ぐすっ…こわかったぁ…」
「大丈夫だよ…よしよし…頑張ったね…いい子いい子…頑張った君が大好きだよ❤」
あぁ…だめだ…一つ一つの言葉に依存していく…
「お願い…一緒にいて?」
心からお願いする。
「じゃあ一つ聞いていい?」
「なに?」
「私のこと大好き?」
え?何を聞いてるの彼女のことは…
「大好きに決まってるよ…僕を助けてくれた大切な人で僕の愛してる人!!」
「うんうん…そうだよね❤…あはは堕ちた…」
彼女がずっとそばにいてほしい…
彼女がほかのところになんて行かせたくない…
………
「私に依存してくれた❤…計画通り…」
彼は全部彼女の仕業など一ミリも思っていなかった。
「ずっとそばに居ようね…私の王子様❤」
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あぁこの主人公の気持ちがわかる…ネタが切れて毎日投稿が…あぁぁぁ助けて…
まぁ少し雑談をしましょう。
ネタ切れと言ってもないわけではないんです…
じゃあなぜこんなに助けを求めているのか…それは。
他の人とかぶるのを防ぐためです。
これ大事!…もしかしたらほかの人と似てるやつがあるのかもしれない…でもなるべくは他の人とは違うのを提供したい…
そうしてるとネタが消えていくんです…あぁ恐ろしや…
ということで募集してますお願いします…あれ?今の僕非常にダサい?…
あとPV8000あざます!!…早い…
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