14人目 最強魔王様は恋も最恐


魔王...それは我々人類と敵対している魔族の長のことを指す。


さっきも言ったが魔族は敵対している...だから俺みたいな人間が近寄ると何をされるかわからない...


魔族の方に近づいた商人の俺に起こった馴れ初めをしよう。


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「ふぁぁ...目的地遠いなぁ...」


僕はレッカ...商人として各国を回っている。


しかし最近大嵐などで道がふさがり行こうとしているところになかなか着かない...


「ん?...ここは?...」


近くにボロボロの国を見つけた。


「イラールダ村?...なんだそりゃ?...」


長距離の移動で足も疲れたから村による。


僕は知らなかった...その村の看板をじっと見ると《魔族領》と書いてあることに...


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「陛下...最近イラールダ村がききん故飢餓で倒れる人が後を絶ちません!!」


「了解...私が何とかする。」


「はっ...」


私はリューネ...魔族の長を務めている通称魔王というものだ。


魔王と言っても人間どもと遊んでいる時間なんてなく...事実上支配という形の村を助けているのが私の役目...


今日はイラールダ村という村がききんで苦しんでいるということらしい...


今日も今日とで一つの村を救いに行く...


彼女はまだ知らない...まさかそこで人間運命の人と出会うとは...


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「な、なんだこれは?!」


辺り一面が倒れている人たち...大丈夫か?!


「だ、大丈夫ですか?!」


近寄って村人らしき人をに話を聞くと...


「そ、そなたは...魔王様か?」


「ま、魔王様?...まさか...ここは魔王領?!」


どうやら来てはいけないところに来てしまったようだ...


...だが魔王領だからといい彼らを見捨てるなんて僕にはできなかった。


「は、はいそうです!!...魔王様の命でここに来ました。」


そういって彼らに水などを渡し飲ませる。


「ぷはぁ...い、生き返る...」


商人だから食料もそれなりにあり村人の食べさせる量は持っていた。


「これを...」


そうやって村人を助けそのまま出ていこうとすると...


「おい...おまえ...誰だ?」


前には本でしか見たことのない闇のように黒いマントにあふれ出す禍々しいオーラ...それに加えての美麗...


「あ...あ...」


その時僕は彼女が魔王だと直感で感じた。


それと同時に声が出なかった...


「お前...人間か?」


たぶん自分は死ぬんだろうか...視線だけで軽く気を失ってしまうレベルだ...


「は...い......」


たった二文字の音を言うのにも苦労する。


「何しにここに来た?」


別になにもされていないのに...拷問に近いように感じた。


「ぼ...僕は......しょ...商人......や、宿を...」


単語を出すだけでも苦労する。


「商人?...軍隊じゃないのか?...どういうことだ?...ついてこい。」


そういわれると彼女の手は僕の方を指し...そのまま僕はワープしていた。


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ワープによる軽い酔いに耐えながら魔王の方を向き何があったかを頑張って話す。


「と、とあるところに......行き...たくて......宿...」


「ほーん...なるほどな...ある程度はわかった...んでお前はあそこで何をした?」


「僕の...食料...渡した...」


「ほ、本当か?」


「は、はい...」


よく僕もここまで話せるもんだ...


「...そうか...なら感謝をしなければならない...」


「い、いえ...僕は当然なことを...」


「お前は他の人間どもと違っていい奴なんだな...」


魔王の顔は先ほどより朗らかになり...なんていうんだろう...色っぽさ?が増した。


「き、綺麗だ...」


気づいたらそんなことを声に出していた。


「お、お前...い、今なんて言った?!」


「えぇ...!?...い、いや...き、綺麗だ...と...」


「そ、そうか///...あ、ありがとう...」


「そ、そういえば...僕の荷物とか取りに行きたいんですけど...ど、どうすればいいですか?」


僕の荷物には金銭などがたくさん入っておりちょっと焦っている。


「そうか...お前も人間である故帰るべき場所があるのか...寂しいというよりかは逃がしたくないな...」


「はえ?...」


魔王の顔はとても魅惑的な顔で獲物を見つけたような顔をしていた。


「私はお前を気に入った!!...お前を私のものにしたい!!」


え?...これは告白という奴だろうか...


「え...そ、それは...?」


「聞こえなかったか?...私はお前のことが気に入ったし好きになった...この軟弱な体...でも外見からあふれる優しさ...しかも本当にやさしいではないか!!...しかもお前は私の母性をくすぐる...そんなやつを放っておくやつなどいない...書くいう私もその一人だ...欲しいものは奪いに行くのが普通だ...」


彼女はシュッ...と耳元に近づいて囁く。


「ひゃう...」


耳に触れる息は一つ一つの細胞を震わせる。


「ふふふ...何ともかわいい...人間は好かんがお前だけは好きすぎるな...初めてだ...こんな気持ちは...」


「......」


魔王から出てくるオーラはどんどん黒くなっていき顔も逃がさないという気持ちが見てわかる...


「はぅう...お前を堕とすのが楽しみで楽しみで仕方ない...もう堕としてしまおうか❤」


魔王は僕のことを強く抱く...


「はぁ...少しでも力を入れると壊れてしまいそうなほど柔い...この支配できる感じがたまらん...」


されるがままで体がピクリも動かない。


「私の瞳を見て...」


顔を少し離され彼女の瞳を見てしまうと...


どくん!...どくん!


心臓が大きくはね...息が荒くなる。


「はぁ...はぁ...」


「魔族にサキュバスってのがいてな...そいつの魅了の瞳チャーミングの効果なんだ...体がぞくぞくするだろ?...お前の体がだんだん私を欲しているんだ...わかるだろう?...」


彼女の言うとおりだ...彼女から離れられない...そして彼女を欲する自分がいる...


「ふふふ...抱き着いちゃって...そんなに私のことが好きか?」


「だい...すき......」


「かわいいなぁ...お前は...」


すると


「んん?!」


急に舌が絡むキスをされた...


「あはは...お前とのキスはとても心地がいいな...ずっとしてられる...」


もう頭の中は消えてなくなった...


「ほら言ってみな...お前はなんだ?...」


「...ご主人様のものです...」


「ふふふふふ...あはははは❤」


ご主人様の美声が部屋に鳴り響く...


これが僕の居場所なのかも...


僕はご主人様のことが大好きなんだ❤


そう強く実感した。


「ふふふ...堕ちた❤」



______________________________________


異世界みたいなやつの書き方がいまいちつかめない...


難しいでごんス。

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