あとがき
はい。暗かったですね。ロンドの話。
これ書いてたころはロンドがお気に入りだったので、書いてて楽しかったんですが、ごめん。もうロンド飽きた……。
おかげで、ポチポチ、スマホで打ちながら進まないのなんの。ワレスさんのときはあんなに進んだのに。打ちこみペースが三倍くらい違いました。
でも、ここを終わらせてしまわないと、次のこのシリーズが打てないんですよね。
次は『ゆがんだ恋人』
クルウの過去にまつわる話です。それと、このシリーズのなかで初めて本格的にミステリーを意識して書いたやつなので、ミステリー好きには読みごたえがあります。いつもの倍くらい長さがあるので、20万字ていどですかねぇ。その話はちゃんとワレスさんが主役なので、ご安心を。今回、ほとんどロンド視点だったから……。
このへんのセイレーンの設定が気に入って、ロンド関連のスピンオフ作品は何作か書きました。ロンドが賢者になってからのシリーズが三話。一話めはたぶん10万字まで達してない短めの話。二話めは10万字くらい。三話めは長くて20万字かそれ以上。文庫二冊ぶんですね。
タイトルは……一話めなんだったかな。二話めが『半分ドール』三話め『リメンバー・フォーエバー』ですね。
それとは別に、今回のセイレーン姫の続編というか、ロンドの記憶がなくなってるあいだの二年間の話があります。
『音楽の精霊に捧げるレクイエム』だったかな? レクイエムじゃなくて、ラプソディーだったかな? 自分で覚えとけってね。あっ、そうそう。バラードだ。バラッドにしてたかも。
セイレーン姫のなかでは、あんまりいい書きかたされてないルースですが、ほんとは純愛だったんですよね。
ルースは才能はあるけど不遇なピアニストで、たまたま聴いたホームレス状態のロンドの歌声に惹かれて面倒をみるはめに。歌手とピアニストですから、音楽を通してふつうの人にはない特別なつながりがありました。だけどロンドの記憶の欠如と狂気と生活苦とか、あれやこれやですれ違い、オスカーの存在を知ったルースは自ら身をひいたのでした。
ルースはその後、ロンドの賢者シリーズの三話めのなかに出てきて再会します。
で、ちょくせつロンドは出てこないものの、セイレーンの神々の設定を使ったファンタジーも二、三作書いてますね。ロンドの先祖がさらったと言われてるセイレーン姫に関する、セイレーン側の話とか。彼らが守ってた世界の滅亡と再生の話で一話ずつ。
そのくらい好きな設定だったんですが……書きすぎたんですね。飽きた。
セイレーンの神々のイメージは、萩尾望都さんの『銀の三角』に出てくるあの猫目の種族です。パントーの神々しいまでのルックスと歌声……いや、マンガだから聞こえませんよ? でも、ものすごいんだろうなという妄想はかきたてる。アレです。歌声、聴いてみたいですね。
さて、難物の本作が終わったので、これに続く、ゆがんだ恋人、夢の縫いあとの二作は比較的早いときに公開できるかもしれません。
その前に、あいだに短編が一話ありまして。『鏡写しの文字』です。原稿用紙80枚くらいの長さですね。
短いけど、シリーズ全体としては、じつはかなり重要な話。それについては『墜落のシリウス〜輪廻の果てに死をこえる愛の物語〜』のあとがきに書いたかな。
今まだ、その話のほうは打ちこんでないので、またこのシリーズを再開するときに、このセイレーン姫のあとに続けて公開する形になります。なので、いったん完結表示にしますが、後日、こっそり追加で更新されますので、そちらも読みたいかたはフォロー外さないで待っててください。
ではでは、また、このシリーズでお会いしましょう。
2022/08/25
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