ヤーダパパのポレポレ日記
@yaadapapa
すきと きらい
なにかを好きになるのは、どんなときでしょう。人を好きになったり、物を好きになったり、〜することを好きになったり。
昔、吹奏楽部の指導をしていました。最初は、高校の吹奏楽部。かなり一生懸命に指導をしましたが、今思い出すのは反省点ばかり。その後、中学校の吹奏楽部の指導もしました。少しは経験値が上がっていたので、以前よりは、うまくいきました。なぜうまくいったといえるのか。それは子供たちが「吹奏楽を、好きになった」から。それ以来、「好きにさせるのは、どうしたらいいのか。」を考えています。
我が家にいる、5匹のネコたち。同じネコなのに、随分と個性があります。おこりん坊の、きなこは、誰に対してもよく、うなります。この前も、体の大きなピレニーズおもちを座らせて、なにやらウーウーとうなっていました。おもちも困った顔で、頭を垂れてお座りをしていました。ところが怖いもの知らずのオス猫ジゴロは、おもちが大好き。なにかとおもちの後ろをついて歩いたり、おもちにスリスリしたり。そんなジゴロに喜ぶどころか、むしろ困惑しているおもちです。ジゴロがおもちを好きになった理由は、わかりません。きなこがおこりっぽい理由も、わかりません。
誰かが何かを好きになるとき、好きになる理由はよくわかりません。たぶん、これが理由かなみたいなことはあるけれど、本当の本当の理由はわからない。私が動物を好きな理由は自分でもわからないし、クラシック音楽が好きな理由もわからない。わからないけれど、動物が好きでクラシック音楽が好きだから、今の自分があるんだよなあ〜って思います。
あ、そうそう。おもちが大好きなのは誰か。おもちが大好きなのは、、、私です。たぶんおもちは、私のことを彼氏か何かだと思っていますね。部屋の中では、ずーっと、私のことを目で追いかけている。寝るときは、いそいそと布団にやってきて、くっついて寝る。するとやってくるのが、ジゴロ。ジゴロは私とおもちの間に割り込んできます。迷惑そうな顔でやきもちを焼くおもち。あぁ、だからおもちはジゴロのことを好きになれない、ちょっと嫌いかもって思っているのですね。好きになる理由はよくわからないけれど、嫌いになる理由は、案外はっきりしているのかもしれませんね。
ヤーダパパのポレポレ日記 @yaadapapa
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。ヤーダパパのポレポレ日記の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
孤独感と向き合う為に、するべき50のポイント最新/星咲 紗和(ほしざき さわ)
★3 エッセイ・ノンフィクション 連載中 41話
私の思うパーソナリティー障害の現実とは最新/星咲 紗和(ほしざき さわ)
★9 エッセイ・ノンフィクション 連載中 41話
心が折れそうになったときのプレイリスト最新/朽木桜斎
★27 エッセイ・ノンフィクション 連載中 209話
エッセイを書く暮らし最新/小木原 見菊子
★60 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1,501話
プロ作家の更新情報&小説講座「赤LALA」最新/成星一
★12 エッセイ・ノンフィクション 連載中 296話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます