第5話

甲板員!もうすぐ一連に着く!ウキの見張り交代だ、飯食ったら来い!

もうエサ稼ぎはたくさんだ、いい加減チンポガニがかかればいいが...

なぁに、イバラはかかってる。食費くらいは頂いてるさ。

観光船じゃねえんだ、玉無し野郎みたいな事言うんじゃねえ!

おい、学者サマ!アンタは甲板出るんじゃねえ!波に殴られてみろ、瞬き一つで死ぬぞ!

ロープ通るぞぉ!チンポ出して見送れェ!

重い、重いぞォ!ヨロイ出てこい、縄ァ巻け!

キンタマが、キンタマが揺れてる...この当たり方、チンポガニだ!!

引け、引けぇ!

......おお、おお.....おお!!

───チンポガニだ。


─────────────────


揉んで揉まれて Chinpo Fire

Kintama & Chinchin Yeah (Kintama & Chinchin Yeah)

海綿たぎらせ海が呼んでる チンポガニ

波を切り裂く Chinpo Thunder

Kintama & Chinchin Yeah (Kintama & Chinchin Yeah)

籠じゃ満たせない愛を追う海図よ何処に


凍てつく嵐と涙とチンポガニ

男たち叫ぶ Oh Chinchin 大 漁

陸の理など通用しないのさ

キンタマ揺らしな Oh Chinchin カニよ聞いておくれ


籠に溢れるチンポガニ 淫らな俺を見てくれ

籠に溢れるチンポガニ 逞しいカリにKissしよう

籠に溢れるチンポガニ キンタマの鐘鳴らして

籠に溢れるチンポガニ 一緒に海に帰ろう


─────────────────


はは、ははは!!チンポガニだ!!大漁だ!

おお、豊穣の種撒くチンポ様よ、喜びを告げるキンタマ様よ...チンポガニをお呼び、分け与えて頂きありがとうございます。男たちを揃えてお待ち申し上げておりました。おかげさまで、男たちは欠る事なくお務めさせて頂きました。我らのお役目、またこの冬も固まり...


カシラ、甲板頭ァッ!!

ははは、そういきり立たせるな。帰りの舞まで鎮めておけ。

違うんだ、頭!籠に、アイツが...


───オメコエビが!!


......

......

誰だ。みんな済ませてきたろう。

...学者サマ、あんた...?俺ァちゃんと言ったよな。出港前に済ませろって言ったよな?


ちゃんと、女は抱いてきたのか?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る