第83話 貴族さん、駆けつける

「レナルド様、お、お早くっ!」


「一刻を争います! お急ぎを!!」


「分かってる……ッ!」


 倒木でも起こすような力で背後うしろの方からぐいぐい押される。馬車移動に頼りきりの生活がたたり、レナルドは馬に乗るだけで一苦労だった。見習い二人がしっかり支えてくれているものの、気持ちが焦るばかりでうまく足が上がらない。あっという間に騎乗したラウルも急かすような目でこっちを見ている。


「こちらです!」


 レナルドが馬に乗るやいなや、案内役の従士が勢いよく駆け出した。通常、一般の従士は騎乗を許されない身分なのだが、緊急事態という名目で貸与している。戦時下に置いてきぼりを食うような老馬であっても、人が走って向かうよりは遥かにマシだ。


「お前たち二人は左右を守れ! 後方警戒には私がつく!」


「「はっ!!」」


 先行する案内役に四騎が続く。レナルドを中心に据え、ひし形を作って囲うような陣形。隊列走行のため全速力ではないものの、早朝の凍てついた空気のせいで手や顔の皮膚がびりびり痛む。乗馬服に着替える数分じかんを惜しんだ結果だが、せめて、手袋ぐらいはしてくるべきだった。


「レ、レナルド様……。先ほどのお話、やはり先生のことだと思われますか?」


「残念だけどそう思う。予想通りじゃない方が嬉しいけどね」


 出発して間もなく。馬を寄せて不安げに尋ねるオーリックに対し、レナルドは自信を持って答えた。従士から聞いた外見的特徴に加え、その行為自体に既視感があって。


「衛兵に歯向かう冒険者なんて、他にいないよ」

 

 兄が言っていたことは一部正しい。冒険者や傭兵など、流民による執行妨害。これは裁判を経ず処罰される次元レベルの重罪だ。現行犯であれば警告なしの実力行使さえ正式に認められている。一見過剰な厳罰に思えるかもしれないが、そこまでしないと常に武装して暮らす彼らにとって、抑止力にはなり得ないから。


 だからこそ、、冒険者は衛兵に逆らわない。いや、ギルド側の内部規定でも資格剥奪と定められていることを念頭に置けば、反抗の余地がないと言った方が正確だろうか。

 いずれにせよ、それが誰もが知る常識で、当たり前だと考えている共通認識であればあるほど、間違いないという想いは強まる。


 クロスの中にある『一線を踏み越えることへの歯止め』は、たぶん、自分たちが想像している以上にもろい。価値観や倫理観、優先順位や思想信条。見ている世界が他人とあまりに違いすぎるからだ。

 普通なら踏みとどまるはずの一歩を、既成概念に囚われず易々やすやすと踏み越えていく。それは常人と比べ行動の選択肢が格段に多いということ。どんな状況でも行き詰まることを知らない。相手が騎士だろうが貴族だろうが、気に入らなければ全部ひっくり返して前へ出る。払うことになる犠牲や代償に何ら躊躇ちゅうちょを覚えることなく。きっと、守るべきもののためなら率先して地獄にだって堕ちるだろう。

 

 ただし、それは長所であると同時に短所でもある。不合理、かつ、無秩序。武士道という未知の哲学に基づくクロスの言動は、誰にも理解できないし、共感もされない。損得勘定で動く大半の人々、特に打算的な性質の者にとって、熱意や信念を優先して生きる彼はまごうことなき異端者。理解の範疇はんちゅうの外側にいる。


 そして最大の問題は────彼自身が、他人からの評価に無頓着であることだ。


『我らは周りの声や評価など、心の底からどうでもいいのだ。武士道とは己自身に課し、託し、願うもの。常に見据えるは己のみ。他人に何を言われようとも、自らの武士道に恥じぬ生き様ができているかどうか。武士の有りようとは、究極的にはその一点に尽きる』


 クロスはかつて、自分たちの前ではっきりとそう宣言した。大切な記憶だ。脳裏に深々と焼き付くように、一言一句、今も鮮明に覚えている。


 こんなことを言うと嫌われるかもしれない。拒絶されるかも、否定されるかも、悲しませるかも、怒らせてしまうかも。誰しもが他人に対して抱くそういった一連の葛藤かっとうが、彼の中には存在しない。

 折り合いをつけようとか、落としどころを探ろうとか。周囲を納得させる必要性を一切感じておらず、そもそも、理解されることを求めていないのだ。眼中にないと言い換えてもいい。

 度を越した独りよがり、孤立を恐れないからこその大胆な言動。それが非常識の一言で済むくらいの些細な事象なら表面化しないが、ともすれば、取り返しのつかない"すれ違い"を引き起こす。そう、今回のように。


「しかし……。い、いくら先生でも、魔物の討伐を妨害するというのは────」


「何か理由があるんだよ。先生にしか分からない、そんな理由が」


 結果には原因が付随するように、行動の裏には必ず根拠がある。クロスは後先考えず動く節はあっても、決して支離滅裂な人物じゃない。彼の言動が常識外れに見えるのは、目的のためなら手段を選ばないからだ。


 自分たちの役割はその目的を知り、説得によって手段を代えさせること。それができるだけの信頼関係はあるはずだと、レナルドはそう信じていた。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



「兵たちが多少……いえ、かなり荒れているようです。まず私が様子を見て参りますので、レナルド様はこちらでお待ちを」


 寒さに凍えながら走り続けることしばらく。不測の事態を警戒したラウルの指示によって、街路の交差点から少し離れた場所で馬を降りる。


「レナルド様。念のため、我らの後ろへお下がりください」


「た、手綱をお預かりいたします」


「これは────……」


 途端に物騒な気配が神経をざわざわと刺激した。三叉路の最奥、行き止まりを埋め尽くす衛兵の群れ。皆こちらに背を向け、とある一点に集中しているため到着には気づかれていないらしい。


「いい加減にしろ貴様ァ!! 大人しくそいつを引き渡せ!!」


「じき身元も割れるぞ! 無駄な抵抗はやめて投降しろ!!」


「伍長、もういいでしょう!? 射殺の許可をッ!!」


「まだだ!! 城からの連絡を待て!」


 混乱しているとは聞いていたが、現場の空気は遠目に見ても分かるくらい殺気立っていた。何があればここまで兵が興奮するのか、まるで戦場のような大騒ぎ。幾人もの怒声罵声が重なり合い、地鳴りとなって周囲を揺るがしている。


「──────驚いた。こんな凶徒が道中同心を気取っていようとは」


 はっとレナルドは顔を上げる。畑と住宅地を区切る大きな石垣の前。衛兵たちによる半円包囲の内側から、聞き覚えのある声が響いたのだ。隙間なく並ぶ人の壁で姿こそ見えないが、喧騒の中でも不思議とよく通る、力強い低音。それは自分の世界観を一変させるほどの衝撃を刻み、耳に残って離れない、あの声だった。


「揃いも揃って武器を手に、娘を差し出せと吠え立てる。勾引かどわかしや辻強盗おしこみさながら、随分殊勝な振る舞いだな。恥はないのか、伍長とやら」


「こちらのセリフだ冒険者! 不死者アンデッドを守って恥ずかしいとは思わないのか!!」


「思わんな。何を護り、何を斬るかは俺が決める。誰の指図も受けん」


 反省の色は欠片も見受けられず、むしろ挑発的な口調。これに対し衛兵も負けじと言い返している。会話がしっかり成立しているところからして、吸血鬼に魅了されたことによる暴挙というわけではなさそうだ。


「人の持つ尺度ものさしは千差万別。誰が何を重んじるかなど、赤の他人があれこれ干渉すべき領域ではない。その考えの一体どこが悪いのか……。全くもって理解に苦しむ」


「善い悪いの前に違法行為だと言っている! 魔物の討伐を邪魔することも、我々の指示に従わないこともだ!」


 永遠に繰り返されそうな押し問答に思えたが、ここで不意に、ため息まじりの呟きが聞こえた。またか、と一言。嘆くような、呆れるような言い方だ。


「番士というのは何処の国でも変わらんな……。何かにつけ、禁令や戒律をさも世のことわりの如く押し付けてくる。自ら定めた法でもなかろうに、よくそこまで心酔できるものだ」


「当然だ! 国や種族の区別なく、皆が法に従うことで世界の平和は維持されている! 各国各種族が我儘勝手に行動してみろ! 大陸は群雄割拠へ逆戻りだぞ!」


「…………帝国とやらに攻め込まれていても、そんな寝言をほざくのか」


 ぎりぎり聞き取れた吐き捨てるような独り言。それは顔を見なくても分かるくらい、不快感を凝縮した声だった。


「眠たくなるような絵空事だな。国の平和を保つのはいつの時代も武力のみ。丸腰の法度はっとなど糞の役にも立ちはせん。現に今、俺が剣を抜いたとして、法がお前を助けてくれるか?」


 脅すような発言にざわめきが起こる。いや、この反応。本当に剣を抜いたのかもしれない。


「無法者め……ッ! このに及んでまだ抵抗するつもりか!?」


「俺はお前たちに何かしようとは思っていない。


 声の調子に凄みが加わる。と同時、先ほどまでのざわめきが嘘のように消えた。


「互いの主張が相容れぬことはよくわかった。かといって、こちらの譲歩は期待するな。文句があるならさっさと撃て」


 その言葉には『撃てば即開戦だ』と言わんばかりの予言的な含みがあった。しかし非難を浴びせるどころか、誰も彼もが硬直したまま突っ立っている。息が詰まりそうなほど濃密な静寂。咳の音一つしない。小刻みに震え始めた者までいるが、きっと、原因は寒さのせいではないだろう。

 

 ────────ああ、やっぱりだ。


 レナルドの中で自信が確信に変わる。自分たちのときもそうだったから。

 激高した彼が喋り出すと、いつだって皆が口を閉ざして凍りつく。もちろん、黙りたくて黙っているんじゃない。およそ人間の発するものとは思えない重圧が、猛獣の唸り声に近い声色が、聞く者から静聴それ以外の選択肢を奪い去ってしまうのだ。

 目は見えるし、息もできるのに、とにかく身体の自由が利かなくなる。まるで白昼、金縛りにでもあったかのように。


「一応言っておくが、俺はこれまで番士と剣を交えたことがない。箸の上げ下げすら自らの意志で行えず、与えられた命令に唯々諾々いいだくだくと従うだけの傀儡かいらい。そんなやからは斬るに値せんと考えるからだ」


 ジャリジャリと足を引きずるような音。完全なる沈黙の中、彼が衛兵たちに向かって歩み始めたことが分かった。それでも誰ひとり微動だにしない。ピンで刺された昆虫のように立ち竦んでしまっている。


「課された役儀にそむけんのは"衛兵"とて同じだろうからな。罪人と見れば誅罰ちゅうばつむなし。よって、出会い頭に矢を射掛けたことは不問に付す。しかし生憎、俺は御仏と違って二度目三度目の狼藉ろうぜきゆるすほど寛容ではない。それに何より……不毛な問答にはもう飽きた」


 足音が止まり、後を追う形で語り口も止まる。何か、重要なことを言い出す前みたいに。


「──────退かぬなら逝け。路傍ここで」


 ゾッと、薄い刃物で撫でられるような寒気が頸部くびもとを襲う。距離があるからと油断していた。突き上げてくる恐怖に抗おうとしたが、ただただ夢中で呼吸することしかできない。破裂しないか心配になるくらい、心臓の鼓動おとが大きく聞こえる。


「受け売りの正義に酔いしれ、己以外の正義を認めず、果てはそれが侮辱と気づかぬまま、他者の正義に口を出す。貴様らは虎の尾を踏んだ。半端な信念の強制おしつけがどんな結果を招くのか、その身をもって知るがいい」


 視線を逸らした者。逃げ出そうとした者。何かを口走った者。皆と異なる行動を取った誰かが一番最初に殺される。彼の放つ圧倒的な殺意は、レナルドを含めた全員に数秒先の未来を幻視させていた。


「この場は騎士、ラウル・バロステロスが指揮を執る! 道を開けろッ!!」


 一触即発の危機を察したラウルが声を張り上げた瞬間、唐突に金縛りが解け、失われていた手足の感覚が回復した。目をぎゅっと閉じ、しばらく待ってから、開く。長い間まばたきすらできなかったため、乾燥した瞳に涙がにじんだ。


「────バ、バレステロス卿!?」


「おお、魔槍だ……!」


「みな喜べ! 英雄が応援にきてくれたぞ!!」


 衛兵たちは突然登場した騎士に少し戸惑う様子を見せていたが、相手が誰だか認識すると、すぐ指示通り包囲を緩めた。レナルドと見習い二人も目配せして頷き合い、急ぎ足で現場へ向かう。


「そこを通してくださいっ!!」


「な────ッ! レナルド様まで!?」


「お待ちを!! その男、正気まともではありません! 危険ですっ!」


 せっかく緩んだ包囲が再び閉じそうになる。しかし、三人は僅かな隙間に飛び込むようにしてそのまま突っ切った。無茶をしている自覚はあるが、この場面において守られるべきは自分たちの方じゃない。もし衛兵側に犠牲が出れば、その時点で手遅れ、打つ手なしだ。話し合いによる解決の見込みは確実に絶たれてしまう。


「……………………ッ!」

 

 群衆を抜け、クロスの姿を視界に捉えた途端、レナルドは思わず息を呑んだ。

 一目で分かるくらい明らかな重傷。表情こそ冷静そのものだが、特に、左半身が酷い。太腿から脇腹、前腕から肩にかけて矢が何本も突き刺さっている。しっかり剣を握ってはいるものの、どこかの矢を無理やり引き抜いたのか、彼の通った石畳には血溜まりが点々と跡を残していた。


「ひ、ひとまず治療を! アクセル、水薬ポーションは!?」


「非常用に上級を持参しております! 先生、こちらをお使いくださ────!」



 明確な拒絶の言葉に、駆け寄ろうとした三人の足が止まる。


「こんな青臭い連中が加勢か? やけに練度が低いと思えば、よほど人手が足りんと見える」


「口を慎め無礼者がァ!! この御方をどなたと心得る!」


「知るか。小僧どもの出る幕ではない。死にたくなければ下がっていろ」


 レナルドは二の句をつぐことさえ忘れ、唖然としていた。彼の意図するところが分からない。あたかも初対面の人に接するような他人行儀よそよそしさ。こちらを蔑む発言に絆はまったく感じられず、よく見れば、今なお剣を構え続けている。一切変わらない臨戦態勢。鋭く細められた瞳も執拗に衛兵を狙ったままだ。


「我々が交渉を引き継ぐ! 総員、その場から後退! 射撃姿勢で待機せよ!」 

 

 ラウルはそう命じつつ、槍を大きく振って両者の間に割って入る。そして部隊が十分に離れたことを横目で確認すると、衛兵たちを会話に加わらせないような小声で話し始めた。


「……クロス殿、これで話し合いには応じてもらえるか?」


「気遣い痛み入る、ラウル殿。まさかこんな形で再会するとはな」


 クロスはふっと態度を和らげ、剣を逆手に持ち替えた。鞘へ納めはしないまでも、刃を自分の方に向けて。友好の証……は言いすぎになるかもしれないが、敵意がないことを示す動作に見える。

 

「しかしまあ、この状況だ。茶飲み話と洒落込むわけにもいくまい。話があるならそこから頼む」


「せ、せめて水薬だけでも受け取っていただけませんか? いくらなんでも、その傷は────」


「よさんか、オーリック。クロス殿の配慮を無下にするな」


 再度近づこうとしたオーリックをラウルが手で制す。


「敵対関係にある騎士と罪人。少なくとも、兵たちの目にはそう映っている。従者の行いは主の意思によって為されるもの。我らが治療をすることで、レナルド様がどう思われるかを思考せよ」


「………………!」


「も、申し訳ございません! そこまで考えが及ばず……!」


 ここで初めて自らの失態に思い至る。見習い二人はしまったという顔で恐縮しているが、先に動いたのは自分だ。とにかく何とかしなければと必死で、体裁や外聞なんて気にも留めていなかった。あの小芝居にそんな意味があったとは。


「貴殿らが連中の上役うわやくであっても退けんものは退けん。その意味で敵対しているのは事実だがな。ままならぬものだ、人生は」


「…………先生?」


「久しいな、レナルド殿。先ほどは失礼つかまつった」


 改めて声をかけると、クロスは親しみを表すような目礼を返した。彼のことを知らない人には分からないと思うが、ホッとしてしまうくらい柔らかい表情で。


「理由を教えてください。どうして、このようなことを……?」


「護ってやると約束したからだ。この娘に」


 彼は自分に向けるのと同じ表情のまま、しゃがみ込む吸血鬼の頭に血だらけの手を乗せた。まるで傷つきやすい壊れ物を扱うような優しい手付きで、そっと。


「………………っ!」


 先生の性格だ。こちらがどんな正論を並べたとしても、約束を破ることなんて絶対に許さないだろう。

 レナルドはどうしたものかと頭を巡らしながら、何気なく、彼の足元で丸まっていた小さな存在に目を向ける。赤い瞳と視線がぶつかった、次の瞬間────吸血鬼それは突然、地面を蹴るような勢いで立ち上がった。


「******! *、******!!」


「何をするつもりか知らんが、要らぬ世話だ。手を出すな」


 こちらへ向かって両手を伸ばす吸血鬼を、クロスがぐいと押し退ける。


「********!? ******、****────!」


「黙れ、魔物に成り下る気か。俺は無事に送ると言った。武士に二言はない」


 たった十秒にも満たない会話。それを見たレナルドたちは


「ラウル、あれって…………?」


 かろうじて喉から漏れた空気が声になる。それでも、目撃したものを適切に表現する言葉が見つからず『あれ』としか言いようがなかった。彼と関わることで受ける通算二度目の衝撃。前回とは種類が違うが、正しいと思っていたこととか、信じていたこととか。そういう常識全てがくつがえってしまったような気がする。


「そんな馬鹿な……。いえ、ありえぬことです」


 ラウルや見習いたちも目を釘付けにして驚愕の表情を浮かべている。

 それもそのはず。吸血鬼だけじゃない。ありとあらゆる魔物に対して"意思疎通を図る"という行為。それ自体が、かつて無数の国や機関が挑戦し、絶対に実現不可能と結論づけられた世界の常識なのだから。


 いきなり誰かが犬と話し始めたら? そういう次元の現実味のなさ。四人は当初の目的も忘れ、呆気にとられた間抜け面のままクロスの奇行を眺め続けた。



﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏


ご無沙汰しております。四辻いそらでございます。

皆さまの応援のおかげで「サムライ転移」第二巻の重版が決まりました!いつも本当にありがとうございます。実は、来月か再来月には別のお知らせができそうな予定も……。拙作に関するちょっとしたご案内となりますが、個人的にはとても嬉しい内容だったので許可が出ましたら追ってご報告いたしますね。


さて、毎年のことながら師走で仕事が爆発しており、年内の更新はこれが最後になるかもしれません。書籍化作業もままならず、第三巻の刊行をやや延期する可能性も浮上してきております。まさか年末年始に休めると思ってないよね?という圧を上司が発しているのを感じつつ、通勤や移動時間に書くプロットばかりが増え続け、いっそ勤務中に執筆してやろうか!などと悪い考えが頭をよぎる日々。そんな至らぬ筆者ではございますが、どうか今後ともお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。


それでは皆さま、よい年の瀬をお過ごしください。


P.S.

ご存知の方がいたら教えていただきたいのですが、既存エピソードを編集すると拙作をフォローいただいている読者さま全員に何かしらの通知が飛んでしまうのでしょうか?

読み直していると誤字脱字を多数発見したので折を見て修正したく思うのですが、そのたびに通知が来ると鬱陶しいかな……と懸念しております。作者側の設定画面にはそれを止められそうな項目が見当たらず。。。

もしカクヨムに詳しい方がいらっしゃったらコメント欄にてご教示くださると嬉しいです。


<追記>

教えていただきありがとうございます!

さっそく数カ所修正してみました。通知が飛んでいないといいのですが。

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