付き合って居ない幼なじみとキスをした。
ぷらにぅむ
第1話付き合って居ない幼なじみとキスをした。
「潤じゅん…何か言うことはある?」
「誠に…申し訳ございませんでした」
そう言い幼なじみの樹莉に土下座をする。
こうなってしまったのには数分時間を戻さなければならない。
ฅ ฅ ฅ
俺と樹莉が知り合った時。それは幼稚園であった。
互いの両親が韓流ドラマが好きだった事もあり話す機会も多くなった。親が仲が良い=息子、娘も仲が良いということもあり。高校進学まで同じになった訳である。
そして先程の事件が起きた…
時は放課後 俺と樹莉はクラス委員の為教室に2人っきりで残っていた。
幼なじみは恋に発展しないと言うがその通りだと思う。だが俺はそれに反し樹莉に惚れている。
だが誰かが言った。幼なじみは負けルートだと。
ならば幼なじみとして生きよう。
これは叶うことのない恋なのだから。
そんな事を考えていると
「ねぇ潤これ持ってって」
樹莉からの要請だ。まぁまぁ重そうなプリントの束を用意しやがってこんちきしょう。まぁ行くんだけどな。
「わかった。そっちいく。」
そういって俺は樹莉の方に近づい…たが運悪く椅子の足に引っかかり転けてしまい樹莉も近くに居たため、ドミノの様に一緒に転けてしまい、俺は樹莉の頭を守るために樹莉の頭に手を回しなんとかかすり傷程度に済ますことが出来たが何か唇が柔らかい…。
目を開けてみると樹莉の目。そして互いに当たっている唇。互いの顔が赤くなっている…
忘れて居たがこの幼なじみかなりの美少女である。
黒く長い髪、程よく出た胸等色々モテそうで更には
童顔である。告白された回数では両手両足を使っても足りないであろう。因みに彼氏は居ないようだ。
「わっ…悪いすぐどk…」
パシャ
嫌な音が聞こえた。今俺は樹莉の上に乗っている状態。
傍から見たら俺が樹莉を襲っている構図であるなんとか無実を証明せねば…
と思っていたのだが撮っていたのは樹莉本人であった。
「良いのかな〜潤〜こんな美少女に対してこんなことしちゃって〜。学年中に知れ渡ったらどうなるかな?
」
となり最初に戻る訳である。
「んで潤?どうするの?学校での居場所無くなってもいいの?」
「消して下さいお願いします本当に」
陰キャでは無いがそんな写真が出れば1部のガチ勢から命を狙われるであろう。
「んーでもなぁ…私としては見せてもいいんだよねぇ」
「いいわけねぇだろ!馬鹿か!」
何を言ってんだこいつは!俺はまだしもこいつには
デメリットしかないぞ。
「えーじゃあ…」
何やら熟考しているが俺としては心臓をいつでも握りつぶされそうで怖い気持ちでいっぱいなのだが…
「んーじゃあさ潤さ」
「なんだ…?」
少々ばかり時が流れて
「私の”奴隷”になってよ」
は???奴隷?どれい?ドレイ???
何それ美味しいの????
「は?」
「だから私がやってって言ったことは絶対!拒否権は無いよ?」
「因みに拒否した場合は…?」
「学校に居場所が無くなると思っていいよ」
「…因みにどんなことをやらされるんだ?」
「買い物に付き合って貰ったり〜まぁ鬼畜な事はしないよ」
「まぁそのくらいならいいか…」
まぁその位ならと安堵した俺。奴隷が出来てうれしいのであろうか顔がにこにこしている。
「じゃあこれ」
と渡されたのは契約書のような物であった。
1朝日奈 潤は樹莉の奴隷となる。
2奴隷とは樹莉の命令を潤が永遠に聞くものである。
3命令に逆らった場合既成事実の写真を公開するものとする。
4昔の命令を樹莉が覚えていた場合はそれも適応するものとする。
これに同意します 朝日奈 潤
と書いてあった。リアルすぎやしませんかね…
「じゃ潤これ」
と言ってカッターを渡された。
は??
「じゃあ血印お願いね?」
怖い怖い怖い君の親893じゃないよね?サラリーマンとパートの家庭だったよね?何処でそんな知識覚えてきたの?幼なじみながら心配だよ??
「流石に本格的過ぎないか?印鑑でも良くないか?」
「写真公開しちゃう?」
「朝日奈 潤いっきまーす」
血を止めカッターを少し刺し印鑑を押す。
「これでいいのか?」
「いいよ。んじゃ回収させてもらうね。」
「てかさ。あの昔の奴も適応ってやつどんなんなんだ?」
「ああ、あれね。昔アイス奢ってくれるとかそんなんだよ」
ボソボソと”お嫁さんにしてくれる”ってやつもね
という声は俺には聞こえなかった。
カァーカァーというカラスの鳴き声と友に俺たちは学校を出た。
ฅฅฅ
「潤〜今日潤の家行くよ〜」
奴隷契約をした樹莉と帰っているとそんなことを言われると。
「まぁ良いが…何するんだ?」
今まで家になんて死ぬほど来られているから困らないのだが。
「私の奴隷になった潤の成長過程でも見ようかな〜って」
「それはお前の家でも出来るんじゃないか?」
「本人の目の前でやるのがいいんじゃーん」
「いい性格してんなお前」
「えっへっへーそれほどでも〜」
「褒めてねぇ」
可愛いなぁ…と思いつつ俺の家が見えてきた。
「ただいま」 「お邪魔しま〜す」
「あーらおかえり。どうしたの樹莉ちゃん?」
といつつ俺の母親である
朝日奈 恵あさひな めぐみ
が出迎えてくれた。
「父さんは?」
「まだ仕事らしいわよ〜」
俺の父さんと母さんは共に42歳でこちらも幼なじみからの結婚らしい。
「じゃ少し潤の部屋にお邪魔します〜」
「はーい」
ฅฅฅ
「で成長過程を見るって言ってたけど何見るんだ」
「アルバムとかかな〜持ってきて〜」
「わーったよ…」
アルバムがあるところまで行きアルバムを見つけ取ると懐かしいDVDまで出てきた。ついでに持ってってやるか。
「ほれ持ってきてやったぞついでにDVDも流してみるわ」
「ほいほーい」
俺と樹莉はアルバムをめくり始めると、懐かしい物が込み上げてくる。プールに行った思い出やキャンプで
泣き叫ぶ樹莉、色々なものがあった。
「見てよこれこの潤の顔」
これは俺と樹莉がお化け屋敷に行った時の写真であろう。俺の顔が新聞紙を丸めたみたいにくしゃくしゃになっている。それを見ていて笑っている樹莉。
中々性格って変わらないのであろうか。だがしかし
そんな所に惚れている俺はヤバい。外見でなく。中身が好きなのであろうと。
時は過ぎ20分後。アルバムも読み終わりDVDも赤ちゃんから幼稚園まで来ている。
樹莉も読み終わったようで一緒にDVDを見ていると
俺と樹莉が仲睦まじく肩を組んでいた。すると。
ぶっちゅ
この糞ガキ共、キスしやがったよどうするよ。
樹莉の方を見てみる 真っ赤 like a チェリー
あんなことがあったからかフラッシュしてくる。
オレも樹莉の様に顔が真っ赤であるのだろうか。
すると 樹莉ロリがこう発する。
”潤は私と結婚するのよ!”
俺ショタが言う。
”うん!わかった!”
すると俺の頭に脳内にフラッシュバックする。
第4 昔の命令を樹莉が覚えている場合それも適応とする。
「樹莉…さん?これも適応っすかね…?」
すると樹莉が俺の上に乗ってきて。
「樹莉…?」
「当たり前じゃん?その為に入れたんだよ?」
「私は潤が大好きなんだから」
「潤は私の奴隷で私とずーーっと一緒に居てもらうからね?」
「俺だって好きだよこの野郎!」
これは幼なじみであり。
両片思いがキスをしてしまったら。
End.
付き合って居ない幼なじみとキスをした。 ぷらにぅむ @kotonomiyako
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