15-ED 次回予告
「またお越しくださいませ!」
「プロテインもう一杯!」
「お、お姉さぁん!」
ミックスアイが消滅したことによって、蝶介たち三人の洗脳が解けた。それぞれがはっと我に返ると、そこはボロボロに崩れた教室の中だった。
あれ、俺たちは魔法少女カフェで接客していたはずでは……そしてミックスアイが客として来ていたような……と、うまく状況を飲み込めていない様子だった。
「大丈夫ですか、三人とも」
マジカル・イノセントが心配そうな表情で話しかける。当然三人は、突然現れた新しい魔法少女が誰だかわからずに「……?」といった顔をして彼女を見つめた。
「もしかして
悠花がイノセントの顔をまじまじと見ながら尋ねた。髪の毛が真っ黒からきれいな金髪に変わっているものの、顔は変身前の面影が残っていたのだった。
第四の魔法少女はこくりとうなづくと、「まさかまさか、私も魔法少女になってしまいましたの!」と嬉しそうに言った。
「そ。そしてミックスアイを圧倒的な強さでやっつけたってわけ」
横から話に入ってきた李紗がミックスアイの幻術のこと、イノセントの戦いのことなどを順を追って説明した。
「なるほど……俺たちは目を見たせいで奴の魔法にかかってしまったということか」
蝶介が話を理解し、それと同時に簡単に敵の術中にはまったことを悔いた。
悠花も秀雄も同様だった。もっと自分がしっかりしていれば……と悔しさに唇を噛み締めた。
「しかし……イノセントとミックスアイの戦闘は相当なものだったんだね、この校舎の壊れようといったら……」
秀雄のその言葉に反応するかのように、李紗の胸元のペンダントが光り輝く。「それは相手が勝手に壊したの……」とイノセントが弁明する間もなく、ミックスアイが現れる前の時間にまで遡る。
人々も校舎も全て元どおりになり、今度こそ何事も問題が起こることなく夢見丘文化祭は無事に終了したのだった。
☆★☆
みなさん、いつも応援ありがとうございます。城ヶ崎悠花です。
次回「魔法少女マジカル☆ドリーマーズ」
第16話「最後の仲間は? 宝珠から生まれたピンクのコンパクト!」
は、5月上旬更新……の予定ですが、作者の仕事がいつまで経っても忙しいらしく、遅くなる可能性もあるようです。
みなさん、温かい目で見守ってくださるとうれしいです。
それでは次回もまた、見てくださいね!
そうそう、またまたエンディングの歌が新しくなりました! 今回は意味深な歌詞とともにしっとりとしたバラードに仕上がっているようですよ! ぜひ聞いてくださいね。
【魔法少女マジカル☆ドリーマーズ 新エンディングテーマ】
MAGICAL DREAMING FANTASY
歌:城ヶ崎悠花、夢野李紗、夢野真弥
バックダンサー:番所蝶介、海原秀雄
今も思い出す 夢のようなあの日々を
憧れていた 魔法少女になって 空を舞う 仲間とともに
魔法の国は 本当にあるのよ 目には見えないけれど
信じることをやめてしまえば 忘れてしまうから
MAGICAL DREAMING FANTASY
いつかまた 必ず会えると信じているわ
いつかまた あの日のように みんなと笑いたい
MAGICAL DREAMING FANTASY
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