第16話 最後の仲間は? 宝珠から生まれたピンクのコンパクト!
16-OP 集まった四つのペンダント
夢見丘文化祭、そして最後の四天王ミックスアイ★ナイトメアとの死闘から数日後。
マジカル☆ドリーマーズの一行はマジカル王国のお城の地下、かつて夢喰いを封印していた部屋を訪れていた。以前と変わらず、部屋の中央には大きな台座があり、色をなくしたままの宝石が置かれている。それを囲むようにして四つの丸い宝珠が設置されていた。そのうち三つの宝珠の中には緑、黄、青のペンダントが入っていて、うっすらと色を放っていた。
「さあマーヤ。最後の首飾りを……」
リーサに言われるがまま、マーヤは色のついていない最後の宝珠に手をかざす。するとぽおっと宝珠が白く輝き出し、マーヤの持っていた首飾りが宝珠に吸い込まれていった。
それに呼応するかのように緑、黄、青の宝珠も強い光を放ち、四つの宝珠の上にかつて夢食いを封印した精霊たち(っていうか、元四天王のみなさん)の姿が浮かび上がった。(以前も書いたように実体があるわけではなく、ホログラム的に映像だけがそこに映し出されている感じ)
「おおっ、ミックスアイ! やっと元に戻ったかよ!」
「ヌハハハハ! 待ちくたびれたぞ」
「やっほーひっさしぶり!」
まるで同窓会のようにはしゃぎあうマッスル、センチュリー、クリスタルの三人と、少し照れながら「よっ!」と手を上げるミックスアイ。やはり四人は仲良しだった。
マジカル☆ドリーマーズの五人がそこにいることなんてお構いなしで、精霊四人でずっとしゃべっている。
「ごほん!」
リーサがわざとらしく咳払いをすると、精霊四人はやっと話をやめてマジカル☆ドリーマーズたちの方を向いた。
「いやぁ、すまんすまん! つい昔話に花が咲いちまって!」
とミックスアイが両手を合わせて「ごめん!」とポーズを作る。
何よ、砂浜や文化祭で会ったときとキャラが変わってるじゃないの! なんなのよ、この仲良し四人組は! とリーサは思ったが、口に出すのはやめておいた。
すると、ミックスアイが突然真面目な顔になって、
「マジカル・イノセントよ……私の力とともに
と両手を広げ、自身の体からマーヤに向けて白く輝く光を放った。
その言葉に、マジカル☆ドリーマーズの五人は非常に嫌な予感がした。
☆★☆
【魔法少女マジカル☆ドリーマーズ 主題歌】
夢を守って! マジカル☆ドリーマーズ
歌:M and W
どんなにつらいときでも 夢は逃げださないから
あきらめないで そんなときは 助けに行くよ マジカル☆ドリーマーズ
朝日が眩しい 今日も素敵な一日 始まる気がするよ
楽しい出来事が 私たちを待っている
<RAP>
いつの間にか忘れかけていた 空見上げれば虹かかっていた
夢は叶えるためにあるんだよ 雨は必ずいつかやむんだよ
夢を夢のままで 終わらせないで
君は君のままで 変わらないで
</RAP>
あと一歩先に広がる未来 勇気の魔法かけてあげるよ
どんなに涙流れても 夢は離れないから
忘れないで そんなときは 思い出してね マジカル☆ドリーマーズ
忘れないで どんなときも 君の味方 マジカル☆ドリーマーズ
☆★☆
この番組は「四六の異世界戦記~スキルなしだと思ったら、万能狐娘が俺に憑いてました~ 作者:斑猫さん」の提供でお送りいたします。
【コマーシャル】
異世界に転移したら主人公のキビ君、スキルなしだということが判明。即追放。
普通のお話なら、そこからなんらかのスキルが発動して大逆転! ってな感じでしょうが、このお話は違うんです。キビ君の元へかわいい狐の女の子が現れるのです。そしてこの女の子、どえらいことをしでかします。何をするかって? そりゃあ、最後まで読めばわかりますよ!
妖怪大好き、九尾の狐の話を書かせたら右に出るものはいない、斑猫さんの異世界転移物語「四六の異世界戦記~スキルなしだと思ったら、万能狐娘が俺に憑いてました~」どうぞご一読あれ!
【四六の異世界戦記~スキルなしだと思ったら、万能狐娘が俺に憑いてました~のページ】
https://kakuyomu.jp/works/16816700429379631982
※ 前回から僕がお世話になっている小説などを勝手に紹介させていただいています。(といっても、あと数話で完結しちゃいますから、そんなに紹介できませんが……)
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