04-ED 次回予告

 こんにちは! リーサです。

 よかったぁ、二人ともマジカル王国のために一緒に戦ってくれるって言ってくれて。私たちはこれからあと三人のマジカル☆ドリーマーズを見つけなければいけないの! みんなこれからも応援よろしくね!


 で、次回予告とか言いながら私の家での話が長くなっちゃったから、そのまま続きを掲載するんですって。

 まあ、楽しかったからいいんだけど、次回予告はちゃんとするのかしら?



(作者注:三人の会話だけで話が進みます。できるだけセリフで誰だかわかるように書いたつもりですが……わからなくなったらすみません。基本的に同じ人の「 」が続くことはありません)



「ところで夢野さん、マジカル王国っていうからには何か魔法が使えたりとかするの?」


「それがね、こっちの世界に来てからすっかり使えなくなっちゃって……」


「そうなの、見てみたかったわ。残念」


「……この部屋は魔法で造られたものじゃないのか」


「これはね、ペンダントが光ったらいつの間にか出来上がっていたの。ご飯とかも全部このペンダントが光って準備してくれるのよ」


「そのペンダントに魔力が込められているというわけね。私のコンパクトも、そのペンダントから出てきたものね」



(中略)



「じゃあそろそろおいとまするわね、もう六時になっちゃうわ」


「……そうだな」


「今日はありがとう、蝶介も城ヶ崎さんも……これからもよろしくね」


「もう! せっかくだから悠花って呼んで欲しいな……わたしもリーサ姫って呼んでもいいかな?」


「姫はやめて! リーサでいいわ。あ、でも学校では李紗って呼んでね! ばれちゃいけないから」


「きゃあ! 間違えたらどうしましょ!」


「うふふ」

「えへへ」



「……(いいなぁ、俺も名前で呼んでみたいなぁ)」



「蝶介も私と悠花のこと、名前で呼ぶ?」


「えっ……夢野さ……リーサ、ちょっとそれは恥ずかしいわよ、ねぇ番所くん!」



「……お、おう(本当は呼びたいんだけど……)」




 次回、「魔法少女マジカル☆ドリーマーズ」

 第5話「三人目は誰? 超天才が立候補!」

 は1月下旬にかけて出来上がり次第、順次更新予定。


 次も必ず読んでよね!




【魔法少女マジカル☆ドリーマーズ エンディングテーマ】

 番長のブルース

 歌:番所蝶介(コーラス:夢野李紗、城ヶ崎悠花)


 <YUKA悠花セリフ

 番所くんの あだ名は番長

 だけど 話してみると怖くないんだよ

 照れ屋さんだから そう見えるのかも

 聞いてあげてね 番長のブルース

 </YUKAセリフ終わり



 わかっちゃいるんだ 怖い顔

 なおしたくても これが素だ

 話しかければ みな逃げる 焼きそばパンは頼んじゃいねぇ

 あああ(あああ〜) あああ(あああ〜)

 番長のブルース


 実は俺は 魔法少女に

 変身するんだ 嘘じゃねえ(びっくりぃ!)

 敵が出てくりゃ みな逃げる 時を止めろと頼んじゃいねぇ

 あああ(あああ〜) あああ(あああ〜)

 番長のブルース




 ※ もうやりたい放題です。すみません。






 <おまけ>

 太陽が沈みかけて、あたりがだんだんと暗くなってきた。リーサの家(っていっても河川敷の下だけど)を出て、蝶介と悠花が二人で家路を急いでいる。そんな中、悠花が蝶介に話題を振ってきた。



「ねえ、番所くん……マジカル・バタフライに変身しているときってさ……言葉遣いはわざと女の子っぽく喋ってるの?」



「え……いや、その……」


 蝶介がなんと説明したらいいか戸惑っていると、悠花が続けた。


「だってすっごく違和感なくしゃべってるから、女の子の言葉を練習したのかなって……すごいなぁって」


「いや、違うんだ」

「え?」


 なかなか女の子と話す機会のない蝶介は他愛もない話でさえ緊張してしまうが、ごくりと唾を飲み込むと話し始めた。


「俺が喋った言葉がさ、全部女の子の言葉に自動的に変換されて声に出てしまうんだよ……『委員長』って言ったつもりなのに、声に出てくるのは『悠花ちゃん』っていう具合でさ」



 ――あっ、しまった……つい「悠花ちゃん」って言ってしまった。委員長は嫌がるんじゃないだろうか、と蝶介が心配した。



「そうなんだ……委員長って言ったのかぁ……残念」

「え?」


「ううん、なんでもない! じゃあ私はこっちだから。また明日ね、番所くん」

「ああ、ま……また明日」


 なんだか思わせぶりな台詞を残して、悠花は帰っていった。



☆★☆



「なんだよ、このラブコメみたいな展開はよ! そんな流れ、この物語にはいらねぇんだよ! ちくしょう、読んでるこっちがドキドキするじゃねぇか、なあ大臣!」

「そうですね、ハデス様。でもハデス様もガルシアを目の前にしたらこんな感じではございませんか」

「はぁ? わ……私がそ……そんなこと……ある……もう寝る!」



 おまけだから許してください。

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