第115話 オーストラリアに日本の国土が。

 訪日観光客がコロナ前と比べて100.8%となった。悪態で有名な中酷観光客は中強の規制により半減している中で。しかし、缶酷は違った。反日・不買運動、竹島に徴用工問題を抱えながらも殺到している。缶酷国内で旅行すればぼったくりと物価の高騰で楽しめないと日本に押し寄せる。株に投資して借金。住宅購入で借金。給与の8割9割が返済に充てられる中での意味不明な海外旅行。来るのはいいがゴミは落としても金は落とさない。そう言えば京都で生活保護者がもっと金を寄こせとデモしていたのと脳内は同じなのか。自慢の財閥企業が瀕死の状態で就職難は中酷に負けていない。よかったなぁ缶酷。宗主国様と肩を並べられて。訪日観光客に新たな傾向が観られた。欧米人の年配の方々が多い点だ。観光というより文化体験が人気だ。また、都会と田舎の風景が魅力的というのも人気に拍車を掛けている。バリアフリーも多く、長い階段の横にはエレベーターかロープウェイ。移動はタクシーが少なくても時間通りに来る列車がある。食べ物も少量でも種類が多岐にわたりコテコテしてなくて旨い健康食。喧噪の中にも静寂を感じられるのも人気だ。

 その余波なのか最大の経済危機に見舞われたオーストラリアがIMFに金融支援を要請するも芳しくない状況に陥ろうとしていた。金融支援を受けるのは二度目。返すのが精一杯で成長に繋げられないでいた。そこでオーストラリアは自国の土地を日本に売却する動きを見せている。今回で二度目だ。1978年、日本にオーストラリアはタスマニアの土地を210万ドルで売っている。オーストラリア内の日本領土。塩分の高い水質、降雨量の少なさから農業に適していない。観光には適しているが交通網がない。よって手付かずのまま。管理費が年間三万ドル。結果、不法定住者に無償で譲渡している。今回は違う。世界で優秀なスマートファーム技術を導入し、大規模な最先端農場の建設が提起されている。農業用ロボットとドローンを用いて無人化させ、気象モニタリング及び予報データ、スマート温室を活用するものだ。農場管理、流通管理などは5G技術を用いる。世界最大のスマートファーム地域を目指す方針が予定されている。国民もIMFから金融支援を受けるより日本に国土を販売する道に賛同している。日本であれば軍事施設や可笑しな工場を作られ汚染されることもないからだ。

 オーストラリアの借金は二兆円。そこでオーストラリアはリチウム・銅・ニッケルなど最先端産業に必要な天然資源が大規模に埋蔵された土地の販売にも意欲的だ。オーストラリアは世界のリチウムの生産量の半分を担っている。ただスポデュミン精鉱であり収益性の高い水酸化リチウムではない。しかし、バッテリーの供給が主流となり価格は高騰。その生産の輸出先の96%が中酷であり、バッテリー市場で勢力を伸ばしている。日本を巻き込むことで中酷依存からの脱却も図っている。高品質の技術力のある日本が100%開発権を獲得すれば中酷の世界制覇の一端が大きく崩れることになる。

 住本金属鉱山がリチウムを選択的に回収できる特殊な吸着剤を開発。2028年には独自のリチウム抽出技術を用いて2028年には急速な採掘を目指している。

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