第5話 何をするもの健康が必要
当初、入院は14日の予定でしたが延びに延びて結局24日間となりました。
あの4日間の様子見が響いたのかと思います。
あのとき、国や行政、テレビなどのメディアで言われていた4日間様子をみましょうなんてのをまもらず、すぐに病院に行っていればここまでひどくならずにすんだかも知れません。
まあ、過ぎたことをいってもしかたまりませんが。
これは一つの教訓といえるでしょう。
体調が悪ければ仕事や学校はすぐに休み、病院で診てもらうべきです。
それでなにもなければそれでいいですし、早期発見できれば病状が悪化することも防げるでしょう。
24日にもおよぶ入院の費用はおよそ21万円でした。
これは収入に応じて自己負担を減らせるという制度を利用したものです。
本来ならばこの何倍もかかったようですね。
それと後日、入っている生命保険に申請してこの負担額分ぐらいの保険料がでました。
実質入院費用はゼロ円にちかい状態にできました。
もちろん、その後、何回か通院した費用は自己負担です。
入院費がほぼ無料になったのはかなり大きいですね。
日本の国民健康保険のレベルの高さに少し感動しました。
これがいわゆる公助ですね。
そして生命保険が共助ですね。
のこりの自己負担分が自助ですね。
僕の場合、それらがうま組みあわさってかなり低い金額ですみました、むろん世間ではそううまくいかない人もいると思います。
僕がベーッシクインカムに興味を持ち出したのもこのときぐらいです。
まず最初に公助を持ってくることによって助かる人もかなり多くなると思います。ただその金額や財源をどうするかなど議論の余地はありまくると思います。
入院時に見た医師や看護士さんたちの医療従事者の仕事の大変さを思いしらされました。さらに今のコロナ禍です。その大変さは計り知れません。
僕が入院した病棟はかなり高齢者が多く、深夜に徘徊したり、叫んだり、勝手に外に出ようとしたりする人などなど。
二十四時間、医療従事者の方々はそういう事案に対処しなければいけません。
しかもそれが普通だと思われ、ミスも許されないのですから、その心的ストレスは想像を絶するでしょう。
まったく頭があがりませんね。
願わくばそういった人たちにコロナ予算がうまく配分されるのを願うばかりです。
そしてその予算を決めるのは政治家で、政治家を選ぶのは選挙なのですから、まずは選挙に行くことが大事だなと考えました。
なんせ入院中、時間はありましたから色々考えました。
創作するのにも健康は大切です。
健康でなければ時間がいくらあっても何もできないのです。
そのことを思いしらされました。
退院祝いに木曽路という高級店で和牛のひつまぶしをおごってもらいました。
2021年で一番美味しいと思いました。
約一月ぶりの外食です。
体にしみわたるとはこのことです。
こういうのも健康でないと味わえません。
だから、何をするのも健康が一番なのです。
健康だからこそ、いろいろできるのですね。
仕事のかわりなんか気にしなくていいです。
あのジョブズが亡くなってもアップルは新しいiPhoneやMacを発売しているじゃないですか。これは誰かがいっていたことの受け売りですけどね。
だから、学校や仕事は簡単に休んでいいのです。
またそのような社会になるべきだと思いますね。
今現在のようなコロナ禍が早くなくなることを祈っています。
僕らができることは北里柴三郎の昔から言われた手洗い、うがい、マスクをつける、密集をさけるといったことです。
そんな単純なことですが、実はそれが難しいのだと思います。
僕はもう二度とコロナ禍の入院はごめんこうむりたいので毎日手洗いしマスクをつけます。
あんなにつらい目はもうごめんこうむりたいからです。
何をするのも健康が必要なのですから。
初めて入院して思ったことを書きます 白鷺雨月 @sirasagiugethu
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