第4話えっ、地球の掃除屋?
「もっともこの地球の世界では、宇宙人を崇拝するやつらもそんなにいないしな。人間同士で争うのも、残念な事だ。いいか姫子、そんな奴らにけがされては駄目だ。この組織はそれを守るために結成されたんだぞ」
一式大佐がそのように力説するが、姫子にはいまいち意味が理解できない。地球を外敵から守るために戦うのなら、地球連邦軍にやってもらってはいかがだろうかという事も言えただろうが、そうではないのであろうか。
「とにかく、地球の掃除屋とも噂されるこのインフィニティの組織で、姫子殿は頑張ってもらいたい」
一式大佐がそのように何度も言うと、姫子はインフィニティという言葉が気になって質問するのであった。インフィニティとは何か、それを聞かせて下さいと大きな声を張り上げて言うのである。
「いい質問だ。インフィニティはリアルスーパーロボットで結成された、国連公認の戦闘部隊の組織名だ。別名、影の組織といってもいいかもしれない」
「えっ本当ですか。そんなものに私が参加しろって」
姫子は冗談ではなく、本気で驚いて見せた。何やらよくわからない状況で、戦闘部隊に入りそうになる姫子は、何故そこまで一式大佐が真剣になるのか理解できずにいた。
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