3-②
『磯スタ』で情報を集めていると、どうやらハロウィンの夜がベストであるということがわかってきた。
その日は同時開催している宝石展も含めて、屋上には夜だけしか入場ができず、さらに入場者も先着50名となってしまうようなのだが、なんと、その日限りで特別イベントが開催されるらしい。
宝石展では『ブルーダイヤモンド』のハロウィン限定のライトアップ展示があり、そして、『ハイニナルクエスト』のイベント展示では、なんと『アルコバレーノ』との記念撮影をプロのカメラマンが実行してくれるようなのだ。
「なるほど…これは私の作品への愛が試されているようだ。なんとしても私の愛を全力で示すため、再現度の高いコスプレをして記念写真を残さねば!」
そう決意した私は、『アッシュ』になりきるべく服や小物の準備を始め、ハロウィンに備えるのであった。
………
……
…
そして、ハロウィン当日、私は早朝5時の時点で既に大丸屋の前に立っていた。夜のイベントは19時から開催となっていたが、整理券は15時から配布という情報を受けて、前泊でここに向かっていたのだ。
私はここで10時間待ち続け、念願のNo.1の整理券を手に入れたのであった。
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